歌手のJUJUさんが22日、若くて才能のある音楽家を見いだし育成する基金「グッチ タイムピーシズ & ジュエリー日本音楽基金」のアンバサダー(大使)に就任し、その発表会見でジャズナンバー「Take Five」を初披露した。JUJUさんは「ニューヨークに住んでいたころ、現地のジャズマンたちを見ていて、彼らの音楽に向き合うストイックさを肌で感じていました」と振り返り、「そんなジャズマンを目指す若いミュージシャンに特別な機会が与えられるという、素晴らしいプロジェクトに参加させていただき、大変光栄に思っております」とコメントした。
基金は、グッチの時計ブランド「グッチ タイムピーシズ & ジュエリー」とグラミー賞を主催する全米レコード芸術科学アカデミーとの提携により、中国、英国に続き、世界で3番目に設立。基金では、1926年創立の東京高等音楽学院をルーツとしたクラシック、ジャズ、作曲まで幅広い専攻課程と音楽学習の場を提供する国立(くにたち)音楽大学の学生を支援する。
JUJUさんは、ビルボードライブ東京(東京都港区)でこのほど行われた会見に、基金の支援活動の一環として発売するブランドの新作ウォッチを着けて出席。奨学生を含む国立音大の学生と、ドラマ「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」(TBS系)の劇中歌として話題のジャズのスタンダードナンバー「Take Five」を初お披露目した。
また、JUJUさんが11年に発売し、ジャズ作品として史上初のオリコン週間アルバムランキングでトップ5入りを果たした「DELICIOUS」の続編「DELICIOUS ~JUJU’s JAZZ 2nd Dish~」が6月26日に発売されることも決定した。(毎日新聞デジタル)