高野山カフェ：東京・丸の内に期間限定オープン　精進料理に写経の無料体験も

　和歌山県にある世界遺産・高野山の魅力を気軽に体験できる「高野山カフェ」が、東京・丸の内の新丸ビル7階「丸の内ハウス」に30日から期間限定で登場することがこのほど、明らかになった。精進料理や精進スイーツのオリジナルメニューが提供されるのをはじめ、写経や僧侶とのフリートークなどが無料で楽しめる。9月8日まで。

　丸の内ハウスは、九つのレストランからなるゲストハウス。蒸し料理レストラン「mus mus（ムスムス）」の「精進プレート」や「欧風小皿料理 沢村」の天然寒天を使用した精進スイーツ「天然寒天をつかったマンゴーのブランマンジェ ココナッツアイスぞえ」などオリジナルメニュー全33品が登場する。

　写経の無料体験は僧侶の直接指導のもと、期間中、毎日実施しており、完成したものは奉納料1000円で高野山真言宗総本山の金剛峯寺に奉納できる。持ち帰りも可能。午前11時～午後10時に実施（最終日は午後7時まで）。1時間ごとの入れ替え制で、予約は不要。

　また、ミラーボールの下でお経に旋律をつけて唱える「声明（しょうみょう）ライブ」や僧侶とのフリートークが楽しめるグループ形式のトークタイム、高野山を深く学ぶための講座なども無料で実施。美容家の上田実絵子さんが高野山の魅力や美しさを引き出す秘訣（ひけつ）を僧侶とともに語るトークセッションも行われる。また、精進料理講座や護摩（ごま）祈願を有料で実施する。

　開催時間は、午前11時～深夜4時（日曜祝日、連休最終日は午後11時まで）。ただし、各企画によって異なる。また、同イベントの一環として僧侶とのフリートークが高野山の瞑想（めいそう）法とともに体験できる企画が9月6日に新丸の内ビルディング（東京都千代田区）で、瞑想体験が9月3、4日に高野山東京別院（東京都港区）でそれぞれ行われる。（毎日新聞デジタル）