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女優の池脇千鶴さんが出演した映画「凶悪」(白石和彌監督)が、21日から公開される。2人の凶悪犯と対峙(たいじ)するジャーナリスト・藤井(山田孝之さん)を支える妻・洋子を演じている池脇さんは、難しい役どころにもかかわらず役を引き受けた理由を「台本を読んで、すごく怖いもの見たさの欲求に駆られた。好奇心です」と語る。そんな池脇さんに美容や健康について聞くと「はやったものには一回乗っかってみる。ちょっとやってみたいじゃないですか」と、笑顔でこだわりを語っていた。(毎日新聞デジタル)
映画は、ノンフィクション本「凶悪 −ある死刑囚の告発−」(新潮45編集部編)が原作。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、すし屋の大将を演じているピエール瀧さんが、今作では一転、事件を告発する死刑囚の須藤役に挑み、事件の首謀者で“先生”と呼ばれる男・木村をリリー・フランキーさんが演じている。
自身が演じる洋子について、池脇さんは「普通の人ですね。夫と普通に恋愛して結婚して、夫の親との同居もよしとしようと思っていた女性……」と語るが、数少ないシーンで、鬼気迫る演技をする山田さんを鋭く見つめ、リアルな存在感を発揮している。自身も、体で好きなパーツは「スタイルとかではなく、目です。目は人にもいわれるし、視力もいいし。目はまあまあきれいなんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
美容については、「ものすごく追求するわけじゃない」という。チャームポイントの目についても、特別に何かしていることはないといい、「よく目をこすっちゃうから気をつけないと。目がはれて、現場に行けなくなりそうになったりもしますし……」と明かす。健康については「病気もしたくないし、けがもしたくない。体を動かすことってやっぱり大事だなって思うので、月並みですが、ヨガとかピラティスにはしょっちゅう行っています」と明かした。
食べ物は「食べるもので体も作られると思うので、野菜中心を心がけていたりはします。料理はなんでも作ります」という。得意料理は「しいて挙げるなら、おみそ汁ですかね」と明かし、好きな具材は「キノコ。具だくさんだったり、カボチャと玉ねぎだったり。昆布だしとかかつおだし……いろんなバリエーションがある。ほっとしますよね」と話した。料理ではマクロビオティックにも興味があるといい「植物性のものだけとか、『こんな面白い料理の仕方もあるんだ』と思って、まねしてみたりします」と目を輝かせた。
そんな好奇心旺盛な池脇さんだが、こだわって持ち歩いているものは、「普通の黒いヘアゴム。髪が長いから、いつも髪形をお団子にしています」とシンプルな答え。もう一つは「虫よけ! 虫に刺されたくなくて、本当に虫が怖い。気づいたら虫よけをシュッシュッとやっています。よく刺されるもので」と明かした。
次回は、池脇さんが「苦しかった」と語る映画「凶悪」の撮影についてや女優という職業に対する思いを聞く。
<プロフィル>
いけわき・ちづる。1981年11月21日生まれ、大阪府出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。97年、8代目三井のリハウスガールに選ばれデビュー。99年に「大阪物語」(市川準監督)で映画デビューを果たし、同作で数多くの新人賞を受賞。その後、2001年はNHK連続テレビ小説「ほんまもん」で主演し、03年「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督)、04年に「きょうのできごと」(行定勲監督)など映画のほか、07年はNHK大河ドラマ「風林火山」に出演した。13年は、映画「凶悪」に出演し、主人公を支える妻・洋子を演じている。今後は10月26日公開「潔く柔く」(新城毅彦監督)、14年には「神様のカルテ2」(深川栄洋監督)、「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)の公開が控えている。