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知花くらら:日本初のWFP大使に抱負「情熱持って活動」

 2006年にミス・ユニバース世界大会で第2位となったモデルの知花くららさんが13日、国連世界食糧計画(WFP)の日本大使に任命され13日、日本記者クラブ(東京都千代田区)で会見を行った。WFPとしては日本初の大使で、2007年からWFPのオフィシャルサポーターを務めている知花さんは「これまでの活動とこれからも変わらず、初心を忘れず情熱を持って、WFPの活動現場をより多くの方に伝えていく活動ができたら」と意気込みを語り、「大使という大きな役割を受け、緊急支援が行われている地域にも足を運んでみたい」と力を込めた。

 WFPは、飢餓と貧困の撲滅を使命に活動する国連の食糧支援機関。知花さんは、WFPオフィシャルサポーターに就任後、WFPの活動現場を毎年視察しており、ザンビアの農村(2008年)、フィリピンの台風被災地(2009年)、スリランカの旧紛争地域(2010年)、東日本大震災の被災地(2011年)、タンザニアの学校(2012年)、エチオピアの貧困地域(2013年)を訪れ、支援を呼びかけてきた。2012年にはACジャパンの協力で展開されたWFPの「学校給食プログラム」の支援を呼びかける公共広告にも出演した。

 会見には、WFPのエリザベス・ラスムーソン事務局次長も出席し、知花さんの貢献に対するお礼として、2ユーロのWFP記念硬貨を贈った。オフィシャルサポーターに就任した当時について、知花さんは「最初はWFPの活動をほとんど存じ上げず、いろいろと教えていただいた。大学で国際教育といった学問を専攻していたので、(子供の栄養状態を改善し、就学率を上げる)『学校給食プログラム』のお話を聞いたときは、一目ぼれをしたような気持ちでした」と振り返り、「ぜひこの活動を応援させてください!と申し上げたのを今でも昨日のように覚えています」と笑顔を見せた。

 この日、これまでの活動について写真とともに振り返った知花さん。初の視察となったザンビアについて、「(子供が)木の根っこを食べているというお母さんのお話を聞きました。私はお医者様でもないですし、(目の前にいるのに)何かをしてあげることができず、無力感に襲われました」と告白。また、直近で訪れたというエチオピアについては、「栄養改善のプロジェクトも行われていて、小さな子供達にとって、きちんとした栄養を取ることがどれだけ大事なことかというのを改めて考えさせられました」と明かし、「子供に真っ先に作ってあげたいと話すお母様の姿が印象的で、私もこんな力強いお母さんになれたらいいなと思った」と振り返った。(毎日新聞デジタル)

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