検索

ジョシネマ:3月は日米アカデミー賞の5作品 「アナと雪の女王」や実写「魔女宅」

 毎月公開される映画のなかから女性におすすめの作品を編集部がピックアップする「ジョシネマ」。3月は「第86回アカデミー賞」と「第37回日本アカデミー賞」に注目。長編アニメーション賞を受賞した「アナと雪の女王」や、優秀女優賞に輝いた尾野真千子さんや宮崎あおいさんが出演する「魔女の宅急便」「神様のカルテ2」など5作品を紹介する。

 ◇アカデミー賞受賞作 「アナと雪の女王」「それでも夜は明ける」

 米アカデミー賞の受賞作では、ピクサー作品を除いたディズニー映画で初の長編アニメーション賞を受賞した「アナと雪の女王」が14日に公開された。運命に引き裂かれた美しい姉妹・アナとエルサが“真実の愛”で凍った世界を救うスペクタクルファンタジー。アンデルセンの童話「雪の女王」に着想を得て、今を生きる女性たちに向けた全く新しいストーリーが描かれている。日本語吹き替え版では、エルサの声を松たか子さん、アナの声を神田沙也加さんが担当している。

 また作品賞、脚色賞、助演女優賞に輝いた「それでも夜は明ける」が上映中だ。12年間の奴隷生活を生き抜いたアフリカ系米国人のソロモン・ノーサップの回顧録を、映画「SHAME シェイム」(2011年)のスティーブ・マックイーン監督が映画化した。ブラッド・ピットさんが出演し、プロデューサーも務めている。助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴさんは、同作が映画初出演作だった。

 ◇優秀女優賞の尾野真千子と宮崎あおいの最新作

 日本アカデミー賞の主演と助演の2部門で優秀女優賞を受賞した尾野さんが出演している「魔女の宅急便」も公開された。女優の小芝風花さん演じる13歳の魔女見習いのキキが、海辺の町・コリコを舞台に、「お届け屋」として奮闘する……というストーリーで、尾野さんはキキが身を寄せるパン屋のおかみ・おソノを演じる。細部まで作り込まれた美術や衣装が原作のファンタジーな雰囲気を引き出しており、「魔女宅」の世界観に浸ることができる。

 「舟を編む」で優秀主演女優賞を受賞した宮崎さんが出演する「神様のカルテ2」(深川栄洋監督)は21日公開。長野・松本を舞台に、人気グループ「嵐」の櫻井翔さん演じる若き医師・栗原一止の成長を描く物語で、11年8月に公開された前作の続編にあたる。宮崎さんは櫻井さん演じる栗原の妻役で、2人を中心に3組の夫婦にスポットを当て、仕事や家族、命の意義を問いかける人間ドラマに仕上がっている。

 ◇新人俳優賞の綾野剛は“薄っぺらい男”に

 「横道世之介」「夏の終り」で新人俳優賞を受賞した綾野剛さんが出演する「白ゆき姫殺人事件」(中村義洋監督)も29日に公開される。「告白」で知られる湊かなえさんの小説が原作の話題作だ。美人会社員が惨殺された事件を巡り、殺された女性の地味な同僚・城野美姫(井上真央さん)に関するうわさや臆測が関係者を巻き込んでいくサスペンス。綾野さんは美姫の関係者を取材するワイドショーのディレクター・赤星雄治を演じる。浅はかで薄っぺらい男を演じた綾野さんの演技にも注目したい。ほかに菜々緒さん、金子ノブアキさん、小野恵令奈さん、谷村美月さん、染谷将太さんが出演する。

キレイニュース 最新記事

Pick Up

アクセス上位記事