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「わたしのハワイの歩きかた」の1シーン(C)2014「わたしのハワイの歩きかた」製作委員会
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「わたしのハワイの歩きかた」の1シーン(C)2014「わたしのハワイの歩きかた」製作委員会

ジョシネマ:榮倉奈々のハワイ映画で元気に ラブストーリーやジョニデSF大作も

 今月公開される映画のなかから30代以上の女性におすすめの作品を編集部がピックアップする「ジョシネマ」。6月は、ハワイやニューヨークを舞台にヒロインから元気をもらえる作品、人工知能をテーマにしたラブストーリーや米俳優のジョニー・デップさん主演のSF大作などを紹介する。

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 ◇ハワイ、NYが舞台 ヒロインから元気をもらう

 ハワイが舞台の映画「わたしのハワイの歩きかた」(14日公開)は、女優の榮倉奈々さんが主演。仕事にも恋愛にも疲れてしまった26歳の女性編集者がハワイに“脱出”するコメディーで、NHK連続テレビ小説「花子とアン」に出演中の高梨臨さんがハワイで玉の輿(こし)を狙ってパーティーを渡り歩く茜を演じている。女性に人気の高い俳優の瀬戸康史さん、加瀬亮さんも出演する。「婚前特急」(2011年)の前田弘二監督作。

 インドのごく普通の主婦がニューヨークを訪れ、自信と誇りを取り戻す様子を描いた作品が「マダム・イン・ニューヨーク」(28日公開)。脚本は、同作で長編デビューを飾ったガウリ・シンデー監督が自分の母親を思いながら書いたといい、コンプレックスを見ないようにするのではなく、向き合うことの大切さや自分らしく生きることの尊さを教えてくれる。美しいサリーを身にまとってニューヨークを闊歩(かっぽ)するヒロインのシャシ(シュリデヴィさん)のファッションにも注目したい。

 ◇人工知能に翻弄される恋 ジョニデは天才科学者に

 遠くはない未来のロサンゼルスを舞台に、人工知能(AI)に恋をしてしまった男・セオドア(ホアキン・フェニックスさん)の恋を描いた「her/世界でひとつの彼女」(28日公開)は、設定こそ風変わりだが“王道”のラブストーリー。セオドアは、ユーモラスで純真、セクシーなAIの「サマンサ」と恋人同士のように楽しい時間を過ごしていたが、次第に翻弄(ほんろう)されていく。サマンサの声を米女優のスカーレット・ヨハンソンさんが担当し、セオドアの友人・エイミーをエイミー・アダムスさんが演じている。「かいじゅうたちのいるところ」などで知られるスパイク・ジョーンズ監督の約4年ぶりの長編作で、第86回アカデミー賞で脚本賞を受賞するなど数々の映画賞を受賞した。

 デップさん主演のSF大作「トランセンデンス」(ウォーリー・フィスター監督、28日公開)は、デップさんが演じる天才科学者の頭脳をコンピューターにインストールしたことで始まる物語。地球上のあらゆる情報を手に入れ、自我を持った“超頭脳”が誰もが予想しなかった進化を始める。モーガン・フリーマンさん、レベッカ・ホールさんも出演している。

 ◇美しい映像に圧倒される 「グランド・ブダペスト・ホテル」

 また「ムーンライズ・キングダム」や「ダージリン急行」など美しい映像や世界観で人気の高いアンダーソン監督の最新作「グランド・ブダペスト・ホテル」が6日に公開される。ヨーロッパ最高峰のホテルで伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴ・H(レイフ・ファインズさん)は、懇意にしていた伯爵夫人が殺されたことから容疑がかかり、ベルボーイのゼロとともに逃走しながら殺人事件の謎に挑む。ホテルの宿泊客になった気分でアンダーソンワールドを堪能したい。

 ◇パートナーと見たい 「いのちのコール」

 さらに女性の病気を扱った「いのちのコール ミセスインガを知っていますか」(蛯原やすゆき監督、7日公開)はパートナーと見ておきたい一本。子宮頸がんを患い、作品完成直前にこの世を去った故・渡邉眞弓さんの企画をもとに、子宮頸がんが発覚し、病気への偏見や無理解から追い詰められ、家庭も職も失ってしまった女性の姿を描いた。タレントの安田美沙子さんが主演している。

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