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キャメロン・ラッセル:米トップモデルが来日講演 「自分の価値見だしたい」

 米モデルのキャメロン・ラッセルさん(27)がこのほど来日し、「六本木アカデミーヒルズ 49」(東京都港区)で行われた女性誌「エル・ジャポン」(ハースト婦人画報社)の創刊25周年記念イベントに登場。「トップモデルの次なるステップ」というテーマで講演を行い、「自分の価値は社会から与えられるのではない。自分が持つ知識、経験、そして才能によって、自分の価値を見いだしていきたい」と語った。

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 ラッセルさんは1987年米ボストン生まれ。2003年にモデルデビューし、トップブランドのランウエーに頻繁に登場し、一躍トップモデルになった。米国の国際的講演会「TED(テッド)」で、外見は人生に莫大(ばくだい)な影響を及ぼすと認めながらも、「ルックスだけが全てではない」と語ったスピーチが評判を呼んだ。13年には貧困や人種、ジェンダー問題などを扱う雑誌「Interrupt」を発行し、精力的に講演活動を行っている。

 ラッセルさんは「11年間、モデルとして働いてきた。その中で自分の声に耳を傾ける努力をしてきた。ほかの人は私の顔しか見なかったから」とこれまでのモデル活動を振り返り、「自分にとって理想の雑誌をつくることは自分に時間を費やして、人を主導すること。声を上げることの大事さについてたくさん考える時間をくれたという意味で、大きな意味をもちました」と雑誌について語った。

 イベントは同誌初の試みとなる、働く女性のためのトークイベント「ウーマン・イン・ソサエティ」で、約500人の読者を招待して公演やワークショップを行った。

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