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彼女がキレイな理由:青木裕子さん 産後は「マイナス15キロ」 変わらぬ美しさの秘訣

 フリーアナウンサーの青木裕子さんが、最新エッセー「母、妻、ときどき青木裕子」(講談社)を15日に発売する。2013年3月にお笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さんと結婚、14年3月に第1子となる長男・稜(りょう)君を出産した新米ママの青木さんが、妊娠中から今日までのリアルな日常をつづっている。ママ業中心の毎日で「自分の時間はほとんどありません」と語りながらも、出産前と変わらぬスマートな体形とハツラツとした雰囲気でカメラの前に立つ青木さん。その美しさの秘密を探るため、産後ダイエットや、ファッションとメーク術、今後の夢を聞いた。

 青木さんは身長174センチの長身で、スラリとした“モデル体形”。取材時も、細身のパンツスタイルが、その細く長い脚を際立たせていた。ママ向けファッション誌ではモデルも務める青木さんに、産後ダイエットについてたずねると「逆に、私は出産してからやせてしまって。授乳と睡眠不足で、だいぶ疲れた感じになってしまいました……」といい、「妊娠中12キロ太ったんですが、産後はそこからピークで15キロ減って。元々の体重からマイナス3キロまでやせてしまいました」と明かす。

 最近は子供の離乳食も始まり、「授乳量が減ってきたら、体重が戻りました。今では、妊娠前より1キロ増えてしまって。むしろ今、気をつけなきゃなと思っているところです。それに見た目には分からないのですが、おなか周りは“余ってる感”があります(笑い)」と気を引き締める。そのため、「なるべく家事を運動と兼ねてやろう、となんとなく意識をしています。お風呂を洗うときは手を大きく動かそうとか、掃除機をかけるときはストレッチを兼ねてやろうと……」と語るが、「でも、さらに子供を産みたいので、体形を戻すのは、その後でもいいかなって」と自然体で取り組んでいる。

 一方で、ファッションやメークについては「以前よりも関心がある」という青木さん。これまで「カジュアルスタイルが多かった」という服装は、「お母さん同士で会うことが多いので、適当な格好ばかりしてられないぞって。少しきちんとした格好をしようと思っています。動きやすくて、なおかつ品のある、子育てと両立するファッションを。それこそ、ママ友に洋服をどこで買っているのか聞いています」とママファッションを研究中だ。

 メークも「仕事をしているときはプロの方にしていただくことが多かったので、自分で普段からメークをする習慣がなかったのですが、今は児童館など子供と外出するときにもスッピンってわけにはいかないなって」と変化した。「寝不足がどうしても続くので、疲れて見えないようなメークを心がけています。チークをピンク系にして、血色よく見せたり。子供が今より小さかったときは抱っこしながらメークをしていたので、粉が落ちないよう練りチークを使うようになったんですが、内側から発色するように見えてお気に入りです」と語る。

 また、美容法については「母乳を与えていることもあって、体にいいものを食べるように心がけています。野菜、とくに旬の食材は積極的にとるようにしています」と続ける。そして、子育てに追われる日々の中での青木さんのリラックス法は、子供を寝かしつけてからのわずかな自分の時間を使って、「母と妹と(SNSの)LINEのやり取りと、ドラマを見る」とのこと。ドラマは「ファーストクラス」(フジテレビ系)にハマっているといい、殺伐とした女性同士の争いが「ストレス発散になっています(笑い)」と意外な一面を見せた。

 しかし、「育児本や細切れで読めるエッセーを空いた時間にささっと読んでいます」といい、「最近、川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』という妊娠から出産までの体験記を読んで、『分かる、分かる』と共感させていただきました」と再び穏やかな母の顔で語る。「自分が母親になって強く思うのは、世の中のお母さんへの尊敬の念。ここまで、自分のことをいろいろお話させていただきましたが、実際は『みなさん、どうしているんですか?』っていうのを聞きたいというのが本音です」と続ける。

 その上で、「私も一人前の母親になりたい、という思いが今は大きいです」といい、「本のタイトルにもその気持ちを込めさせていただきましたが、母であることが第一優先で、次に妻、最後に青木裕子として仕事をさせていただけたら」と青木さん。「ただ、母親になったことで、子供番組にも出てみたいと思うようになりました。局のアナウンサー時代に有志で朗読コンサートに出演させていただいていたんですが、息子に絵本を読むことも好きなので、そういったことが生かせたら」と、本人いわく「ぼんやりとした野望」を明かす。

 そして、プライベートでの今後の展望は「息子に兄弟を作ること」だという。「主人は次に女の子がほしいようですが、私はどちらでもいい。息子がすごく可愛いので、もう一人男の子がいてもいいなって。矢部さんは40歳を過ぎているので、『子供は2人でいい』と思っているみたいですが、私は3人ほしいと思っています。男、男、女でもいいし、でも私自身が姉妹で仲がいいので、男、女、女もいいかなあなんて、いろいろ考えています」と幸せそうな笑顔で語っていた。

 <プロフィル>

 あおき・ゆうこ。1983年1月7日生まれ、埼玉県出身。2005年、慶応大を卒業後、TBSにアナウンサーとして入社。「サンデージャポン」「News23x」をはじめ、報道やスポーツなど多くの番組を担当する。12年12月末に退職し、フリーアナウンサーとして活動をスタート。13年3月にお笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さんと結婚し、14年3月に第1子となる長男・稜君を出産した。15日に最新エッセー「母、妻、ときどき青木裕子」(講談社)を発売する。

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