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女優の吉田羊さんが19日、東京都内で行われた劇場版アニメ「心が叫びたがってるんだ。」(長井龍雪監督)の初日舞台あいさつに登場。最近、映画やドラマなどで大活躍中の吉田さんは、タイトルにかけて「心が叫びたがっていること」を聞かれると、「1日36時間。24時間じゃ足りない」と回答。もう少し時間があれば「もうちょっと寝られるとか本が読めるって最近思うことがある」と明かし、「多分増えたら増えたでギリギリまで仕事するんでしょうけど。(時間が)増えたらいいな」と語っていた。
同作でアニメの声優に初挑戦した吉田さんは、「すごく難しかった。アフレコの練習を事前にするのにDVDを見たんですが、途中に『順の母』(吉田さんの役)と書かれたボックスが点滅するところがあって何だろうなってずっと見てしまって。『あ、そうか。あそこで私がしゃべるんだ』ってもう1回見直して、それくらい勝手が分からない世界だった」と苦笑交じりに振り返り、女優業との違いを、「普段の芝居は感情を積み重ねていく“足し算”って感じだけれど、今回は逆で“引き算”の芝居で、感情をなるべく抑えていくことで吉田羊の声ではなくて、順の母・泉さんの声として届くといういままでと違うアプローチだったので、新鮮だった」と感想を語った。
また、声優という仕事について、「本当に尊いお仕事。この方々がしゃべるとあのキャラクターがぱって浮かぶじゃないですか。本当にいいお仕事」とたたえていた。
「心が叫びたがってるんだ。」は、「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)のスタッフが手掛けるオリジナルストーリーの青春群像劇。あるトラウマを抱え、目立たないように生きてきたヒロインの成瀬順が、高校の地域ふれあい交流会の実行委員に任命され、さらにミュージカルの主役に抜てきされてしまい……というストーリー。舞台あいさつには、声優を務める水瀬いのりさん、内山昂輝さん、雨宮天さん、細谷佳正さん、長井監督、脚本を担当した岡田麿里さんらも登場した。