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田中麗奈:「いちずな愛」で秋吉久美子と恋のバトル 「冷静さがむかつく」に苦笑い

 女優の田中麗奈さんが12日、NHK名古屋放送局(名古屋市東区)で行われた2016年1月スタートの主演連続ドラマ「愛(いと)おしくて」の会見に秋吉久美子さんら共演者と出席。ドラマは田中さん演じる30歳の女性が、秋吉さん演じる60歳の女性と一人の男性を巡ってバトルを繰り広げる大人のラブストーリーで、田中さんは秋吉さんに「冷静さがむかつくんですよね」といわれ、「むかつくって……」と苦笑いだった。

 ドラマは、田中さん演じる有松絞の絞り染め作家の小夏が、秋吉さん演じる師匠、怜子の恋人に恋心を抱くという展開で、田中さんは「師匠で、憧れの女性の恋人に対して恋心が湧いてしまう。(恋心を)認めるのに時間がかかって、恋に動くのも本当に少しずつ。でもいったん恋のスイッチが入ってしまうと止まらなくなってしまう」と説明。これを聞いた秋吉さんは「冷静さがむかつくんですよね。冷静なんですよ。若いのに」と言い放ち、「怜子が大騒ぎをしながら自分の首を絞めていく……」と話した。

 小夏は母を亡くし、愛人を作った父に捨てられ、恋人にも裏切られた「愛をなくした女」という設定で、田中さんは自身が演じる愛の形を「いちずな愛」と表現。秋吉さんは「カルメンな愛。情熱的な愛」と表現した。また怜子の恋人で、小夏が恋心を寄せる獣医師を演じる吉田栄作さんは「揺れる愛」、小夏の父を演じる小林稔侍さんは「最後の愛」、その愛人を演じる南果歩さんは「究極の許す愛」と表現した。

 ドラマは名古屋市内と岐阜県多治見市、美濃市などで撮影され、ラブストーリーと並行して、小夏が有松絞の職人として成長していく姿も描かれる。田中さんは名古屋市にある有松絞りの工房で、絞り染め作家から絞り染めを学んで練習を重ねたという。NHK総合で16年1月12日から毎週火曜午後10時に放送。全8回。

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