桐谷美玲：彼氏いない歴65年の女子大生役に　「最高にピュアに演じる」

　モデルで女優の桐谷美玲さんが、テレビ朝日系で2016年1月期の連続ドラマ「スミカスミレ」で主演することが19日、明らかになった。彼氏いない歴65年で、突然20歳に若返り大学生となる女性を演じる。桐谷さんは「自分が65歳になるなんて、これまで想像したこともありませんでした」といい「65歳の感覚で話している時にポロッと出てくる言葉や文化を勉強するなど、今回はこれまで多かった等身大の役以上に準備することがありそう」と話し、「桐谷美玲史上、最高にピュアで一生懸命な女性だと感じていただけるよう、頑張って演じたいです」と意気込んでいる。

　ドラマは、女性向け月刊マンガ誌「Cocohana（ココハナ）」（集英社）で連載されている高梨みつばさんのマンガが原作。幼い頃から家の手伝いや、祖母、父、母の介護に追われ、気づけば65歳になっていた如月澄（きさらぎ・すみ）が、母の介護を終え、「もう一度若さを取り戻して、人生をやり直したい」と願ったところ、20歳の姿になり、青春を取り戻そうとする……という内容。脚本はドラマ「ガリレオ」（フジテレビ系）、「ウロボロス～この愛こそ、正義。」（TBS系）などの古家和尚さんが担当し、監督は、ドラマ「チーム・バチスタ」シリーズ（関西テレビ・フジテレビ系）などの今井和久さんが務める。

　桐谷さんは「『人生をやり直したい』と思ったことはまだなくて。『千葉の田舎でジャージーを着て走り回っていた中高生の頃に1週間だけ戻って、友達と一緒に制服姿で東京へ遊びに行ったりしてみたいな』と思う程度」といい、役どころについて「一個人としての感覚や性格も、私自身とは違う。初挑戦の要素が多く、今はまだ不安も大きい半面、どんな新しい表現ができるのか楽しみです」とコメントしている。

　ドラマは、2016年1月から毎週金曜午後11時15分から放送。