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女優の長澤まさみさんが出演する2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」が1月10日、スタートする。長澤さんは、堺雅人さんが演じる主人公・真田信繁の生涯のパートナーとなる“きり”を演じる。きりは“戦国のヤンキー”のようなキャラクターとして描かれることが、放送前から話題になっている。長澤さんは「自分を貫いているのがヤンキーに通じるのかな? 基本的な枠から外れる人間ではないので、割と行儀のいいヤンキーだと思います」と話す。長澤さんに役やドラマへの思いを聞いた。
◇3度目の大河も「緊張」
「真田丸」は、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世をサバイバルする姿が描かれる。三谷幸喜さんが脚本を手がけ、大泉洋さんや草刈正雄さんらが出演する。長澤さんが演じるきりは、真田家重臣の高梨内記(中原丈雄さん)の娘で、信繁の側室となり、生涯のパートナーとなる。
長澤さんが大河ドラマに出演する06年放送の「功名が辻」、09年放送の「天地人」に続き3度目。過去2度は“忍”役として出演したが、今回は主人公・信繁の側室を演じる。長澤さんは「一年を通して大河に携われるのがうれしい。忍の役しかやっていなかったけれど、側室なのでどうなるのか楽しみです」と笑顔で語る。
3度目の大河ドラマだが「毎回驚くことばかり」といい、「扮装(ふんそう)やセットに感動しています。身が引き締まるし、緊張している」と思いを明かす。
◇きりはヤンキーでおせっかいなおばさん
長澤さんは、ドラマにおけるきりについて「おせっかいなおばさん(笑い)。言いたいことを言う人。信繁の隣でずーっとしゃべっている」と説明。“戦国のヤンキー”などとして話題になっているが、「せりふ回しが現代に近いんです。私は基本的な枠から外れる人間ではないので、割と行儀のいいヤンキーだと思います」と語る。
また、「せりふが現代的ということもあって、全く苦労してなくて、楽しいです。所作のこともあまり考えずやってきていて、きりの成長が少しずつ見えたらと思っています」と伸び伸びときりを演じているようだ。
◇堺雅人は「お芝居のために生きている」
パートナーとなる信繁を演じる堺さんについて「すごく頼りになる方。本当にお芝居を愛して、お芝居のために生きている。本当に勉強して準備している。(演技)オタクだなあ……と思います(笑い)。必死についていっています」と絶賛する。
また、三谷さんの脚本については「不思議なんですけど、笑わせようと演じなくても、笑いになっている。迷わずに演じられるところもあります」と信頼を寄せている。
「この時代、女性にできたことは何だろう? 女性のプライドは? と考えている途中。今回の大河ドラマで知ることができれば。きりがどうやって重要な人物になっていくのか楽しみ」と話す長澤さん。“戦国のヤンキー”が躍動する姿が注目される。
「真田丸」は16年1月10日からNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。初回は15分拡大版。