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女優の北川景子さんが7日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局系の「松本清張二夜連続ドラマスペシャル」の会見に俳優の田村正和さんと登場。初対面となった田村さんから「とてもきれいな方。こういう華やかな場所でお目にかかれてうれしい」と伝えられると、「きれいですね、と言っていただいて、余計に緊張しました。(存在感に)圧倒されました」と恐縮しきりだった。
また、続けて「田村さんは、小さいころからテレビや映画で拝見するそのままでした。伝説の方なので、正直、実在するのかなって思っていたのですが、本当にいらっしゃるんだなって(笑い)」と感激した様子。「時間がたっても(外見が)どうしてお変わりないんだろうって」とその若々しさもたたえると、田村さんは大きくガッツポーズしていた。
「今後、共演するなら、どういう間柄で演じてみたい?」と聞かれると、田村さんは「あと30歳くらい若かったら、こんなきれいな方とラブストーリーをやりたかった。(でも、実際は)ボケて世話してもらう役」と苦笑。北川さんは「通りかかるだけでも同じ画面に映れたら何でもいい」と遠慮がちに語りつつ、「欲を言うとラブストーリー」と意欲を見せていた。
田村さんは、北川さんから「いつまでもかっこよく、長く俳優を続ける秘訣(ひけつ)」を聞かれると、「頭を使わないこと。周りのことを気にしないでのんびりと。ただ与えられた仕事をやり続ける。それだけじゃないの?」と自然体で語り、北川さんと同じ年頃だったときも「何も考えていなかった。将来の考えも展望もなく」と振り返った。
一方で、「当時は洋画ばっかり見ていたんですが、ゲイリー・クーパーは何をやってもゲイリー・クーパー。だから自分も役作りはほとんどしないで、何をやっても自分。今の若い人は役を作り上げていく努力をしているけど、それに早く気づいていたら、もうちょっといい役者になれたかもしれない」と少し後悔もしていた。
ドラマは、松本清張の旅情ミステリーが原作で、田村さん主演の第一夜「地方紙を買う女」が12日、北川さん主演の第二夜「黒い樹海」が13日の、それぞれ午後9時から二夜連続で放送。「地方紙を買う女」は、地方紙で連載を持つ小説家・杉本(田村さん)が他殺の可能性を疑われる心中事件と自分の小説を購買依頼してきた謎の女性との関連性から、真犯人を追い詰めていく……という展開。「黒い樹海」は、唯一の身内である姉を不慮の事故で亡くした笠原祥子(北川さん)が、姉が勤めていた新聞社で契約社員となって真相を探る……というストーリー。