土屋アンナ：育児と仕事の両立は「一人で抱え込まないで」　宮城・石巻で女性たちにエール

　モデルでタレントの土屋アンナさんがこのほど、宮城県石巻市で行われた女性の自立をサポートするプログラム「Eyes　For　Future（アイズ・フォー・フューチャー）by　ランコム」の2016年度開講式に出席。シングルマザーで2人の子供を育てながら仕事をしている土屋さんは、同プログラムの起業家コースを受講する女性たちに向けて「私も周りの力を借りながら子育てと仕事をしています。全部を完璧にすることは不可能。一人で抱え込まないことが大事です」と語った。

　同プログラムは、化粧品ブランド「ランコム」（日本ロレアル）が11年から、NPO「石巻復興支援ネットワーク」、石巻市とともに展開している同名の東日本大震災復興支援プロジェクトの一環で、13年から実施。パソコン、コミュニケーション、ビジネスなどの講座や、起業した同市の女性が講師を務めるワークショップなどを開催し、これまでに81人が修了した。

　開講式は同市の「遊楽館　かなんホール」で8日に行われ、約150人の観客が集まった。トークショーを行った土屋さんは「落ち込むこともありますが、なんでもポジティブに考えたいと思っています」と語り、「明るい明日を考えながら、お互い頑張りましょう！」とエールを送った。

　また、これまでに参加した東日本大震災の支援活動を振り返り、「パワフルな現地のみなさんとの交流で、自分が元気づけてもらいました。人間は協力し合いながら、困っている人がいたら手を差し伸べて、笑い合い、生きていくのだなと感じています」と語っていた。