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野村周平:アドリブシーンは「顔に注目」 主演映画に自信

 俳優の野村周平さんが10日、名古屋市内の映画館で行われた主演映画「森山中教習所」(豊島圭介監督、7月9日公開)の先行上映会で、豊島監督とともに舞台あいさつを行った。同作には、アドリブのシーンがたくさんあるといい、野村さんはそのうちの一つで、あるハプニングが起こったという水風船を投げ合うシーンを挙げ「(自分の)顔に注目ですよ。“ハプニングな顔”をしてるし、一人は大爆笑してるし……」と意味深に語った。

 映画は真造圭伍(しんぞう・けいご)さんの人気マンガが原作。2014年の「日々ロック」をはじめ、今年公開された「ライチ☆光クラブ」「ちはやふる」などマンガの実写化作品に多数出演している野村さんは、マンガの実写化について「アフロになったり、カルタを取ったり……。けっこう大変なんですけど、今回は映画的なマンガで、台本も(原作に)忠実。こんなに日常的なことをリアルに描いたマンガってすごい。本当に夏休みを教習所で過ごしたという話で、面白かったです」とコメント。「夏にぴったりの青春ムービーになっています。笑える部分もあって、最後はしっかり泣かせにくるところもある」と自信を見せた。

 一方、豊島監督は、野村さんが演じた大学生の佐藤清高について「マンガならではの面白いキャラクター。実写でやるなら、絶対に存在自体がユーモアにあふれている人じゃないと無理だと思っていた」といい、野村さんについて「顔合わせの時に部屋に入るなり、『監督、語尾変えてもいい?』って、いきなり友達みたいな感じで、この人変な人だな、うまく清高をやってくれるに違いないと思った」とエピソードを明かしていた。

 映画は、高校の同級生だった大学生の佐藤清高(野村さん)とヤクザの轟木(賀来賢人さん)が偶然、同じ“非公認”の自動車教習所に通うことになり、変わり者ばかりの教習所でひと夏を過ごすことになる……というストーリー。野村さんと賀来さんがダブル主演し、主題歌はシンガー・ソングライターの星野源さんの楽曲「Friend Ship」が採用された。

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