1週間のイケメン有名人の話題を紹介する「今週のイケメン」。今回(17~23日)は、妻夫木聡さんが8月に放送されるドラマで初めて父親役に挑戦するニュース、江口洋介さんが7月スタートの連続ドラマでウエディングシーンを演じたビジュアルが公開された話題、市川海老蔵さんが10月スタートの連続ドラマの撮影で、石川五右衛門の“聖地”京都・南禅寺の三門で名ぜりふを発して収録を行った話題などが注目された。前後編で取り上げる。
妻夫木さんが8月2日午後7時半からNHK総合で放送されるドラマ「夏休みドラマ キッドナップ・ツアー」(NHK総合)で主演を務め、初めて父親役に挑戦することが17日、分かった。
ドラマは角田光代さんの小説「キッドナップ・ツアー」(新潮文庫)が原作。小学5年生の娘・ハルと離れて暮らす父が、娘を“ユウカイ”し、海や山などに連れて行く……というストーリー。子役の豊嶋花ちゃん、木南晴夏さん、夏帆さん、新井浩文さん、ムロツヨシさん、満島ひかりさん、八千草薫さんらが出演する。ドキュメンタリードラマ「開拓者たち」(NHK)などを手がけた岸善幸さんが脚本、演出を担当する。
江口さんが、7月14日スタートの連続ドラマ「はじめまして、愛しています。」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の撮影で、女優の尾野真千子さんとラブラブなウエディングシーンを撮影したことが17日、明らかになった。ビジュアルも公開され、結婚10年目の夫婦役で初共演する2人が、純白のウエディングドレスと、ベージュを基調としたカラータキシードに身を包み、初々しい新郎新婦姿を披露している。
ドラマは、「家政婦のミタ」「女王の教室」などの遊川和彦さんが脚本を手がけ、「特別養子縁組」制度を題材にしたホームドラマ。ピアニストの梅田美奈(尾野さん)と夫の信次(江口さん)がある日、親に捨てられた男の子と出会い、同制度を利用して親子になろうとするが……というストーリーで、夫婦、親子、家族という普遍的な愛をテーマに描く意欲作。ドラマの本編は、今回の新婚シーンから10年がたち、2人が養子を迎えるかどうか……というところからスタートする。
江口さんは「僕は、こういうのが一番照れくさい服! 今、自分がどんなふうに見えているのか全然わからないです」と照れ笑いしつつ、「このドラマでは、結婚して10年がたっていて、信次の底抜けに明るいテンションの高さと美奈のどこか冷静な感じが対照的です。『ここから始まった』という2人の運命のスタートを今日感じることができてよかったです」と語っている。
海老蔵さんが、重要文化財に指定されている京都・南禅寺の三門で石川五右衛門の衣装を着て、名ぜりふ「絶景かな、絶景かな」と発するシーンを収録したことが18日、明らかになった。海老蔵さんが主演する10月スタートの連続ドラマ「石川五右衛門」(テレビ東京系)の一場面で、海老蔵さんは「五右衛門姿で南禅寺の三門の上に立つというのは、歌舞伎俳優だったら皆一度はやりたいこと」といい「役者冥利(みょうり)に尽きるシーンでした」とコメントしている。
南禅寺の三門は、五右衛門がキセルを吹かしながら名ぜりふを回す歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の名場面として知られている。撮影は、3台の大型クレーンを稼動して行われ、海老蔵さんは、脚本家の樹林伸さんが手がけた新作歌舞伎「石川五右衛門」で使用した白地に龍をあしらったどてらと、海老蔵さんの父・十二代目市川團十郎さん(故人)が歌舞伎で五右衛門を演じた際に着用した紺地に金が施されたどてらの2種類を着て、銀のキセルを片手に演じた。
ドラマは、華麗な手口で盗みを働く天下の大泥棒・石川五右衛門(海老蔵さん)と、國村隼さん演じる時の権力者・豊臣秀吉との対決を軸に、秀吉の側室・茶々(比嘉愛未さん)とのロマンスなどをケレン味たっぷりに描く。田中美里さん、山田純大さん、前野朋哉さん、高月彩良さん、AnJuさん、丸山智己さん、益岡徹さん、榎木孝明さんも出演する。