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資生堂から、同社所属のヘア&メーキャップアーティストによる新ブランド「PLAYLIST(プレイリスト)」が誕生した。スキンケアとメーキャップアイテム14品目31品種を展開し、同ブランドサイトなどネットを中心に21日から販売がスタート。店舗販売は東京・銀座の「SHISEIDO THE GINZA」でのみで行われる。
「PLAYLIST」は、ファッションショーや広告撮影など、ビューティーの第一線で活躍する同社のヘア&メーキャップアーティスト約40人の経験とノウハウを詰め込んだブランドで、20代後半~30代女性がターゲット。ネーミングは「好きな音楽を楽しむようにお気に入りのアイテムを集めて、あなただけのコスメリストでメーキャップやビューティーを楽しんでほしい」という思いを表現した。
アイテムの開発には、アーティストたちの活動の核となるファッションショーのバックステージ経験が生かされており、「シンプルでありながらインパクトがある。トレンド感がありながらリアルシーンでもさりげなく使いこなせる。すばやく簡単にできるのにハイクオリティーな仕上がり」を目指して作られた。
ユニークな商品としては、メークした肌の上に塗って透明感や艶感を演出する化粧“上地”「スキンテクスチャーヴェール モイスチャーライジング」(4860円。以下、参考価格)や、アイラインとマスカラの機能を1本に集約した新形状の「インスタントアイコンプリート ライナーマスカラ ウオータープルーフ」(3780円)を開発。口紅(2700円)は「使いきれない」という消費者の声を反映して小さめに設計し、別売りの専用ホルダー(648円)の両端に2色セットしてコンパクトに携帯することができる。
21日には東京都内で発表会が行われ、同社の魚谷雅彦社長は「ヘア&メーキャップアーティストは、資生堂にとって大変な資産。彼らの経験やノウハウを生かしてブランドを作れないかと思った」と開発背景と語り、「ファッションショーのバックステージで短時間で最高の美を表現するという技術は、現代の忙しい女性にうまくドッキングできるのではないかと考えている。本当の意味で『私のことをよく分かってくれている』『私の悩みを解決してくれる』ブランドだと思っていただけたら」とアピールした。
ブランドの“ミューズ”には、ベルギー出身のモデル、ユミ・ランバートさんを起用。10月2日には、アイテムを実際に試せるメーキャップセミナーが東京・銀座の資生堂花椿ホールで開催される。参加費用は4000円。