高畑充希：“透け感”ピンクワンピでオトナの魅力　役作りの苦労語る

　女優の高畑充希さんが10日、東京都内で行われた映画「アズミ・ハルコは行方不明」（松居大悟監督）のプレミア試写会に、主演を務めた蒼井優さんら主要キャストとともに登場。胸元に透け感のあるレースをあしらったピンクのワンピース、足下は黒のヒールパンプスで、キュートながら大人らしい魅力をみせた。

　「アズミ・ハルコは行方不明」は、2013年に発表された山内マリコさんの同名小説を映画化。蒼井さん演じる安曇春子の失踪を軸に、春子のグラフィティーアートを拡散する高畑充希さん演じる木南愛菜や、男だけを無差別に襲う女子高生ギャング団など個性的なキャラクターが登場する青春ストーリー。失踪前と失踪後の出来事を、時間軸を交錯させながら描いている。12月3日公開。

　高畑さんは、NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主演を終えてすぐの役が、同映画の愛菜だったといい、「自分の役があまりにも分からなくて、糸口も手がかりも見つからず、分からん分からんと思っているうちに（撮影になった）。監督に聞いても『分からん』と言われた」と、役作りの苦労を語ったが、蒼井さんから「愛菜自身も自分のことが分かっていないから分からなくていいんじゃない？」と言われたことで、「なるほど、と思って、吹っ切ることができたんです」と明かしていた。

　イベントには、蒼井さん、高畑さんのほか、太賀さん、葉山奨之さん、加瀬亮さん、花影香音さん、石崎ひゅーいさん、松居監督が出席した。