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スカーレット・ヨハンソン:14年ぶり来日 ハリウッド版「攻殻機動隊」イベントにたけしらと登場

 米女優のスカーレット・ヨハンソンさんが13日、東京都内で開催されたハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」(ルパート・サンダース監督)の特別イベントに、サンダース監督、出演しているビートたけしさんらとともに出席。映画「ロスト・イン・トランスレーション」以来、14年ぶりに出演映画のPRで来日したヨハンソンさんは薄い紫のミニドレスでブロンドの髪を束ね、「日本は素晴らしく、大好きな街です。前回日本にきたのは17歳のとき。なじみを感じます」と再来日を喜んでいた。

 映画は士郎正宗さんのマンガが原作の人気アニメ「攻殻機動隊」を実写化。この日のイベントでは映画本編の一部となる最新映像も公開された。ヨハンソンさんは全身が義体化(サイボーグ)化されたヒロイン・草薙素子役で、劇中で華麗なアクションシーンも披露している。

 原作アニメを全く知らなかったものの、脚本とアニメを見て「かなり恐ろしいものと感じた」というヨハンソンさんは「アニメは哲学的。私がどう貢献できるのか。でもとても魅力的。いろんな側面を演じられる。自分の分身のようなものを演じられる。光栄です」とコメント。撮影に当たってさまざまな訓練も受けたといい、「マーベル(作品)もやっているので、肉体的には準備できていた。武器の扱い方も覚えました」と明かした。

 一方、素子の上司となる荒巻大輔を演じたビートたけしさんは、ヨハンソンさんとの共演について「はじめは周りの人に“スカヨハ”と仕事するといってもあまり信用する人がいなかった。子供のころからずっと旬な役者で、テークを重ねるごとに新鮮な感じで演じる。アメリカ(ハリウッド)で主役をするのはこういうこと。一緒の画面に映れたことがとても光栄です」と絶賛していた。

 この日は「ゴースト・イン・ザ・シェル エクスクルーシブ・イベント」と題し、「再び“日本”から世界に向け、強大なハッキングの渦を仕掛ける」がテーマ。会場には撮影に使った車両や衣装、武器などが展示された。

 「攻殻機動隊」は、近未来の電脳化社会を舞台に架空の公安組織の活躍を描いた作品。士郎さんのマンガは1989年に発表され、25年以上にわたって展開されている人気シリーズ。押井守監督が手がけた劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(95年)、「イノセンス」(2004年)に加え、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」シリーズ、「攻殻機動隊 ARISE」シリーズも製作された。米映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」は2017年に公開予定。 

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