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福山雅治:広瀬すず、役所広司らとベネチア映画祭に登場 上映後は6分間歓声止まらず

 イタリアで開催中の「第74回ベネチア国際映画祭」で5日(現地時間)、同映画祭のコンペティション部門に出品している映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督、9日公開)に出演している福山雅治さん、広瀬すずさん、役所広司さん、音楽を担当しているルドビコ・エイナウディさん、是枝監督らがレッドカーペットイベントに登場した。福山さんら男性陣はタキシードで、広瀬さんはホワイトのワンショルダードレスで登場し、観客らの歓声に手を振って応えた。

 公式上映では、上映後6分に及ぶスタンディングオベーションが起こり、是枝監督は「すごくチャレンジをしている映画なのでホームドラマを撮っているとき以上に、どういうふうに届けられるのか非常に気になって見ていましたし、自分自身緊張していました。今、緊張が解き放たれて脱力しているところです(笑い)。いい上映だったと思います」と喜びを語った。福山さんは「今日、上映が終わった瞬間、思っていたよりも早い段階から拍手が巻き起こって、すごく、いい届き方をしたな、と思いました。そのとき、監督がちょうど隣だったんですが、監督が僕の膝に手を置いてくださったんです。ほっとされたのかな、と思って、僕もその瞬間ほっとしまして、うれしかったですね」と振り返った。

 広瀬さんは「上映時間の空間は本当に言葉で表すことができないくらい緊張感にあふれていて、この時間を味わわせてくれたことステージに立たせていただいたこと、一緒に参加させていただくことができて、本当に心からうれしく思っています」と話した。役所さんは「素晴らしい上映会だったと思います。大きなアクションもなく本当に静かな映画ですけれど、僕たちも客席からお客さんたちの背中を見ると本当に集中してこの映画を見てくださっていることを感じました。監督には終わった後は『コレいい映画ですね、誰の映画ですか』と(笑い)、言いました」とコメントした。

 映画は、是枝監督のオリジナル脚本で描く法廷心理サスペンス。福山さん扮(ふん)する勝利にこだわる弁護士・重盛が、やむを得ず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある男・三隅(役所さん)。三隅はすでに犯行を自供し、負けが決まったような裁判だったが、重盛は三隅と会うたびに、動機が希薄であることから「事件の真実を知りたい」と思うようになる……という内容。

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