映画「ミックス。」の完成記念イベントに登場した新垣結衣さん(中央)
女優の新垣結衣さんが20日、東京都内で行われた瑛太さんとのダブル主演映画「ミックス。」(石川淳一監督、10月21日公開)の完成記念イベントに瑛太さんら共演者と登場した。かつて天才卓球少女だった主人公・多満子を演じた新垣さんと、多満子とペアを組む久を演じた瑛太さんは、客席に向けて特製ラケットで“スマッシュ”を決めて、観客を沸かせた。
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映画は、卓球の男女混合(ミックス)ダブルスがテーマ。母のスパルタ教育によって、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された独身の富田多満子(新垣さん)が人生のどん底に突き落とされて田舎に戻り、亡き母が経営していた卓球クラブで、夢も家族も失った元プロボクサーの萩原久(瑛太さん)と出会い、日本卓球選手権に臨む……という物語。
新垣さんは、クライマックスとなる卓球の試合のシーンの撮影に、筋肉痛と闘いながら4日間にわたって臨んだといい、共演者からねぎらいの声をかけられると「最初は頭で考えて動いている感じだったんですけれど、ちょっと(意識が)飛んでいっているような、ゾーンに入っている気持ちになれた」と振り返った。
撮影について新垣さんは「楽しかったです。世界観はロマコメ(ロマンチックコメディー)なので、楽しい話でもある」とにっこり。しかし卓球クラブの一員を演じた広末涼子さんは「楽しいことばっかりじゃ絶対になかった。みんな映画に入る1カ月以上前から2時間、3時間と、毎日汗だくになって練習した。試合のシーンは、4日間試合漬け。相当な筋肉痛と疲労だったと思うんですけれど、それをやりきった」と過酷な撮影を明かした。
広末さんとともに卓球クラブの一員を演じた遠藤憲一さんも「結衣ちゃん(新垣さん)は、普段淡々としているんだけれど、本当にラストの4日間、筋肉痛を抱えながら、マッサージを受けながらの頑張りがすごかった」といい、「あんなに激しくやったのは初めてなんじゃないの? どうなの?」と新垣さんに質問。新垣さんは「大変だったんですけれど、楽屋に戻るたびに、みんながねぎらってくれた。支えてくれてありがとうございました」と共演者に感謝していた。
この日は、レッドカーペットイベントと舞台あいさつが行われ、レッドカーペットイベントでは、キャスト陣が撮影秘話を語った。ほかに瀬戸康史さん、永野芽郁さん、中村アンさん、佐野勇斗さん、森崎博之さん、鈴木福さん、谷花音さん、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司さんが出席した。
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