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女優の天海祐希さんが26日、映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」(タイカ・ワイティティ監督、11月3日公開)の日本語吹き替え版完成披露試写会に登場。天海さんは、映画の魅力を聞かれると「おばちゃまの立場から言わせていただくと、第一に、いい男がいっぱいいる! 体を鍛え抜いたいい男がいっぱい、あそこにもここにも! ルンルンしながら見ました!」と興奮気味に語っていた。
ケイト・ブランシェットさんが演じる新キャラクターの死の女神・ヘラの吹き替えを担当した天海さんは「人様には言えないせりふを、思いっきり言わせていただきました。とにかく楽しい、スカッとする映画でした」と熱を込めて演じた感想を語り、「すごく好きなせりふがあったんです。すっごく言いたいけれど、楽しみにしたいでしょ?」とこれから見る観客に思わせぶりな発言も。さらに「バトルシーンも胸にジーンとくるシーンもある。喜怒哀楽をいっぺんにフル活動できるすてきな映画でした。なぜ! ここまで、ヘラが復讐(ふくしゅう)心に燃えるのか、言いたいんですけれど!」と声を裏返しながら熱弁した。
「マイティ・ソー」は、「スパイダーマン」や「アイアンマン」などを生んだ米マーベルの人気コミックが原作。「バトルロイヤル」は、アベンジャーズの一員・ソー(クリス・ヘムズワースさん)の前に復讐と野望に燃える死の女神・ヘラが現れ、ソーの故郷への攻撃を始める。故郷を奪われたソーは、ヘラを倒すため盟友ハルク(マーク・ラファロさん)、宿敵ロキ(トム・ヒドルストンさん)らと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み、バトルに挑む……というストーリー。イベントには、天海さんのほか、主人公・ソーに仕える忠実な戦士・ホーガンを演じた俳優の浅野忠信さん、ソーに扮(ふん)したキックボクサーの武尊選手、ハルクに扮した元大関の把瑠都さんも登場した。
自身の英語のシーンを日本語で吹き替えした浅野さんは「現場を知っているので、つい現場のテンションで(声を)やっちゃうんです。そうすると、ほかの声優さんと違う(演技の)方向に行っちゃう。だから公開されると『あいつの吹き替えはへたくそすぎる』と、ネットで言われちゃうんです……」と苦笑い。「今回はすごく気を付けました。声優っぽくしゃべりました。大丈夫かどうか気になっています。すっごく頑張りました!」とアピールして、観客の笑いを誘っていた。