新垣結衣：“逃げ恥”みくり役で「新しい考え方もらった」　主演女優賞に満面の笑み

　女優の新垣結衣さんが26日、優れたテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2017」の授賞式に出席。昨年放送されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ（逃げ恥）」（TBS系）で主演女優賞を受賞した新垣さんは「うれしいです。（ドラマの撮影は）ただただ楽しかったです」とトロフィーを手に満面の笑み。自らが演じた主人公・みくりについて「新しい考え方を教えていただいた役でした。共感できるところがたくさんありました」と笑顔で振り返った。

　逃げ恥は、月刊マンガ誌「Kiss（キス）」（講談社）で連載された海野つなみさんの同名マンガが原作。「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくり（新垣さん）が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡（星野源さん）と契約結婚して、“訳ありの新妻”として生活を始めるというラブコメディー。星野さんが歌う主題歌「恋」に合わせて、新垣さんらがキュートに踊る「恋ダンス」や人気番組の“パロディー”を盛り込んだ演出、津崎とみくりの可愛くてじれったい“ムズキュン”なやりとりなどで人気を集めた。

　新垣さんの主演女優賞のほか、逃げ恥は、作品賞「連続ドラマ部門」のグランプリ、ドラマにも出演した星野さんの主題歌「恋」が主題歌賞、ドラマの演出を務めた金子文紀さんが演出賞を受賞するなど、5冠を達成した。

　「東京ドラマアウォード」は、市場性や商業性にスポットを当て「世界に見せたい日本のドラマ」をコンセプトに、優れたテレビドラマを表彰する賞で、今年で10回目。2016年7月から17年6月までに放送されたドラマが対象で、大河ドラマ「真田丸」（NHK）の堺雅人さんが主演男優賞、同ドラマの草刈正雄さんが助演男優賞、「あなたのことはそれほど」（TBS系）の仲里依紗さんが助演女優賞を受賞。また作品賞「単発ドラマ部門」では、タレントのビートたけしさんが主演した「破獄」（テレビ東京系）がグランプリに輝いた。