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女優の波瑠さんが29日、歌舞伎俳優の尾上菊之助さんらとともに「第46回ベストドレッサー賞」に選ばれ、東京都内で開催された授賞式に出席した。芸能部門で受賞した波瑠さんは「すごくうれしくて、身に余る光栄です」と喜びを語り、「レッドカーペットはふかふかして、こけそうになりました」と明かしていた。
ベストドレッサーの中でウールが似合う受賞者を表彰する「ウールマーク賞」にも選ばれた波瑠さんは、ウール素材のワンピース姿で登場。胸元から下が茶色、チェック柄などのウール生地を組み合わせた「オーダーメードで世界に一つの服」だといい、「ウールなんですけれど、とても着心地がいい」とにっこり。普段は「ニットにジーンズとか、脱ぎやすくて、着心地の良い服を着ている」といい、足元はベージュのピンヒールパンプスで、「かかとの高い靴は久しぶり。視界が高いです」と語っていた。
そんな波瑠さんの今年を表す漢字1文字は「遠」だといい、「東京から遠く離れる機会が多かった。映画の撮影で丸々1カ月、熊本県にいて東京に帰らずとか。刑事物のドラマが続いて、都内では事件現場って難しいので、遠くに行ったなっていうイメージでした」と振り返った。また、今年やり残したことについて聞かれると、「もっと人に会えば良かった。仕事仕事で終わってしまいそうで、ちょっと後悔しています」と話していた。
「ベストドレッサー賞」は、日本メンズファッション協会がファッション意識の向上などを目的として1972年に設立した賞で、今年で46回目。波瑠さん、菊之助さんが芸能部門、新体操の元日本代表で、スポーツキャスター・モデルの畠山愛理さんがスポーツ部門、ギタリストの村治佳織さんが学術・文化部門、ワコールホールディングスの塚本能交社長が政治・経済部門でそれぞれ受賞した。