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映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」の一場面 (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
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映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」の一場面 (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

今週シネマ:5日、6日公開の映画 「キングスマン」続編、「嘘八百」…話題作が続々

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。5日には、世界で4億ドル(約450億6000万円)を超える大ヒットを記録したスパイアクション「キングスマン」(2014年)の続編「キングスマン:ゴールデン・サークル」(マシュー・ボーン監督)、俳優の中井貴一さんと佐々木蔵之介さんがダブル主演したコメディー映画「嘘八百」(武正晴監督)が公開された。

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 「キングスマン:ゴールデン・サークル」は、ロンドンの高級テーラーに本部を置く国際諜報機関「キングスマン」が、謎の組織「ゴールデン・サークル」によって壊滅させられる。エグジー(タロン・エガートンさん)とメカニック担当のマーリン(マーク・ストロングさん)は、米国の同盟機関「ステイツマン」と手を組み、ゴールデン・サークルの恐るべき陰謀を阻止しようと奮闘する……というストーリー。

 前作で超国家スパイ機関キングスマンの候補生だったエグジーが、一人前のエージェントに成長し、ステイツマンのメンバーと、恐るべき陰謀に立ち向かっていく。前作で死んだはずのハリー(コリン・ファースさん)が復活。ハリーとエグジーの共闘シーンはもちろん、世界のポップスター、エルトン・ジョンさんの活躍など見どころ満載だ。ジュリアン・ムーアさんがゴールデン・サークルのボス、ポピーに扮(ふん)するほか、チャニング・テイタムさん、ジェフ・ブリッジスさん、ハル・ベリーさんらがステイツマンのメンバー役で出演する。

 「嘘八百」は、お宝を求めて大阪・堺の町にやって来た古物商の小池則夫(中井さん)は、由緒ありそうな蔵付き日本屋敷の家主、野田佐輔(佐々木さん)に蔵の中を見せてもらう。山ほどの骨董(こっとう)品の中から、千利休のものと思われる国宝級の茶器が見つかる。骨董のことは分からないという佐輔に則夫は破格の安値で蔵のものすべてを引き取ると申し出て、佐輔も快諾するが……というストーリー。

 中井さん演じる古物商、佐々木さん演じる陶芸家の2人が結託し、それぞれの矜持(きょうじ)を懸け、自分たちに一杯食わせた人間に挑んでいく。前半の、則夫と佐輔の軽妙なやりとりで物語に勢いを持たせる。いざ作戦決行!となった折には、茶器作りの手管をじっくりと見せて利休ファンの心をくすぐる薀蓄(うんちく)を登場人物に語らせ、古美術ファンを楽しませてくれる。佐輔の妻に扮した友近さん、いつも何かを食べている則夫の娘役の森川葵さん、学芸員役の塚地武雅さんもいい味を出し、作品に軽やかな笑いをもたらしている。

 そのほか6日に、特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズの劇場版最新作「牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-」(雨宮慶太監督)、京都アニメーション制作の人気アニメ「中二病でも恋がしたい!」の劇場版「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me」(石原立也監督)が公開される。

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