あなたにおすすめ
マックスマーラ:波瑠、柔道・阿部兄妹、内田理央、のん、ローラがドレスアップ! 8年ぶり公の場になった3児の母・加藤あいも
アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバー、久住小春さんが、2月に舞台「おおきく振りかぶって(おお振り)」の女監督・百枝まりあ(モモカン)役で出演する。「女囚セブン」や「ドクターX ~外科医・大門未知子~」にも出演するなどドラマの出演にも力を入れている久住さんに、舞台への意気込みや、アニメ「きらりん☆レボリューション」時代のエピソード、今後について聞いた。
◇「おお振り」 台本到着前からアニメで研究
「おお振り」は、2003年から「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載しているひぐちアサさんの野球マンガが原作で、アニメ化もされた。卑屈だがマウンドは譲ろうとしない投手の三橋廉や、リードは抜群だが投手に不信を抱く捕手の阿部隆也ら個性的な西浦高校野球部員が、女性監督・百枝まりあの熱くユニークな指導によって成長する姿を描いている。舞台は2月2~12日に上演されるが、チケットがほぼ完売状態と期待の作品だ。
久住さんは舞台オファーについて「正直、野球のことは詳しいわけではないので大丈夫かな?と思いました。ですが発表時に『おお振り』を好きな友達から連絡が来て、驚いたのを覚えています。舞台は久々だなとも思いました」と話す。
「野球は詳しくない」というが「兄が野球をやっていて、家族で見に行きました。小学生のころは兄とキャッチボールをしていましたね」と野球に接した経験もある。出演が決まると台本をもらう前から、「おお振り」のアニメを見て研究したという。久住さんは「(自身が演じる)モモカンは良いことを言いますね。野球に詳しくない私でも共感できます。アニメを見て、自分の声を(アニメに)寄せる方がいいのか、試したりしましたね」と明かす。
主演の西銘駿さんについては「野球をされていたみたいで、一度集まった時に、いろいろ教えていただきました。他の出演者の方も教えてくれました」と振り返る。野球のフォームの指導も受けたが、やはり大変なようで「参考にする人も、動画もプレーするのは全部男性。体もフォームも違うのでマネをしづらいですね。それと私は右利きなんですが、モモカンは左利きなんです」と笑う。それでも投げ方を練習するなど余念がない。久住さんは「マンガやアニメのファンももちろんですが、アニメを知らない人たちにも見てもらえる舞台になれば」と意気込む。
◇メインは女優 癖のある役
「モーニング娘。」のメンバーとして活躍した当時について久住さんは「何も分からず、考えたりすることもなく、とにかく一生懸命でした」と振り返る。久住さんといえば、アニメ「きらりん☆レボリューション」(テレビ東京系)の主人公・月島きらり役だ。久住さんは「当時は中学生だったかな。つい最近のような気がします」と振り返る。
当時のアフレコについて「(声優の)野沢雅子さんからアドバイスをいただいていました。のどに良い病院を教えていただいたり、トローチをいただいたり、音を出さない台本のめくり方、息の吸い方もですね」と明かす。「困ったことがあれば、他のレギュラーの方たちも、優しく教えていただきました。もちろん(声優は)難しかったのですが、伸び伸びやっていました」と話した。
昨年は、ドラマ「女囚セブン」や「ドクターX」(共にテレビ朝日系)にも出演し、本格的に女優業に乗り出している。今後について「モデルもやめたわけではありません。声優も興味があります」と話しながらも「女優として、お芝居に力を入れていきたい」と力を込める。演じたい役について「今までは明るく元気な“正統派”が多かったので、キャラクターが濃い、癖のある役を演じてみたい。メッチャ悪いやつとかでしょうか」と話す。舞台「おお振り」では、女監督という難役をどう演じるのか、注目だ。
<プロフィル>
くすみ・こはる 1992年7月15日、新潟県出身。2005年に「モーニング娘。」に加入し、アニメ「きらりん☆レボリューション」の月島きらり役として人気となった。09年にグループ卒業後は、小学館のファッション誌「CanCam」の専属モデルとして活躍した。最近気になるファッションアイテムは、ベロアの生地のもの。「トップスでもボトムでも。ピンクのベロアのパンツを持っています。黒とかも可愛いかな。今年はいろんな形が出ていて……。あとは、お財布が入るくらいの小さな赤いかばん」と話した。