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長谷川博己:朝ドラでヒロイン夫役 過去「何度も」落選 40歳の“大役”に「迷った」

 俳優の長谷川博己さんが、2018年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」でヒロインの夫・立花萬平(たちばな・まんぺい)を演じることが決まり、NHK大阪放送局で7日に行われた会見に出席。長谷川さんは「20代の頃には何度か(朝ドラの)オーディションを受けさせていただいていて、何度も落ちておりまして」と告白し、「今回こうやってお話をいただくことになりまして、40歳で“朝ドラ”のヒロインの相手役というのは『ちょっとどうなのかなあ』と最初ちょっと迷った」と素直な心境を明かした。

 長谷川さん演じる萬平のモデルは“インスタントラーメンの父”と言われる実業家の安藤百福(ももふく)さん。長谷川さんは「百福さんをモデルとした役を演じるということと、“朝ドラ”というのは、ものすごく勢いのあるところだと思いますので、百福さんの言葉にも『大衆の中にこそ変化の(時代が変わる)予兆がある』というのがあって僕はすごく印象的なんですけれども、それこそ自分の役者の人生においてこうやって変化できるいいきっかけになったんじゃないかなと思って、お受けさせてもらいました」と語った。

 さらに「今年の10月から幸せと希望を皆さまにお届けできるように、半年間頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」と意気込んでみせた。

 「まんぷく」は、99作目の朝ドラで大阪放送局制作としては42作目。インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福(ももふく)さんとその妻・仁子(まさこ)さんの半生がモデルのドラマで、ヒロインの福子を女優の安藤サクラさんが演じる。「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などを手がけた福田靖さんが脚本を担当すし、18年10月1日~19年3月30日に全151回を放送予定。

 真鍋斎チーフプロデューサー(CP)は「萬平さんイコール完全に百福さんというわけではない」としながらも「おふたりに共通する多面的な顔を持った人物であるという所とか、あるいは清濁併せ飲むような人生を歩んできたという所が、この萬平さんと百福さんの共通する部分だと思っております」と説明。続けて「そうした人物を演じていただくにあたっては、非常に的確な演技力で多彩な役を演じてこられ、そしてどんな役をされても、どんな環境の中にあってもある品格とカリスマ性を漂わせているこの長谷川博己さんにぜひご出演いただきたいと思いまして、このたびお願いした」とコメントしている。

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