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「第41回日本アカデミー賞」の授賞式が2日、東京都内で開かれ、映画「あゝ、荒野 前篇」で菅田将暉さんが最優秀主演男優賞を受賞した。菅田さんはステージに上がると「本当にありがとうございます。こんなに信じられないことはないです」と感激していた。
続けて菅田さんは「2017年はいろいろと賞をいただいたりしましたし、だんだん自分がどこにいるのか、人格的になんなのか、何を大事にしているのかを、実感する機会を自分で作らないとないんですが、今日はちゃんと菅田将暉として、すごくうれしいです。ありがとうございました」とコメント。
「あゝ、荒野」は劇作家、詩人、エッセイストなど、マルチな才能を発揮した寺山修司さんが遺した唯一の長編小説が原作で、菅田さんと映画監督としても活躍する韓国の俳優ヤン・イクチュンさんのダブル主演。ボクシングジムで出会った少年院あがりの新宿新次を菅田さん、吃音(きつおん)と赤面対人恐怖症に悩むバリカン健二をヤンさんが演じ、生まれも育ちも違う2人が共にプロボクサーを目指していく奇妙な友情を描く。
同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で行われる。
優秀主演男優賞は次の通り(敬称略)。
大泉洋「探偵はBARにいる3」▽岡田准一「関ヶ原」▽佐藤健「8年越しの花嫁 奇跡の実話」▽菅田将暉「あゝ、荒野 前篇」▽藤原竜也「22年目の告白--私が殺人犯ですー」