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「第41回日本アカデミー賞」の授賞式が2日、東京都内で開かれ、映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督)が最優秀作品賞を受賞した。同作品は編集賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、監督賞、作品賞の6部門で最優秀賞を受賞し、最多6冠に輝いた。
是枝裕和は「チャレンジの連続だったものが、こういう評価をもらって、本当にうれしく思っています」と話すと、「まだまだ映画って分からないなっていうのが撮り終わった後の正直な感想で、これを糧にして、もう一歩先に進みたいと思います」と、今後の映画製作への意欲を語った。
映画は、是枝監督のオリジナル脚本で描く法廷心理サスペンス。勝利にこだわる弁護士・重盛(福山雅治さん)が、やむを得ず弁護することになったのは、30年前にも殺人の前科がある男・三隅(役所広司さん)。既に犯行を自供していたが、三隅の動機が希薄であることから、重盛は「事件の真実を知りたい」と思うようになる……という内容。
同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で行われる。
各賞は次の通り(敬称略)。
最優秀作品賞「三度目の殺人」▽最優秀監督賞:是枝裕和「三度目の殺人」
最優秀助演女優賞:広瀬すず「三度目の殺人」▽最優秀助演男優賞:役所広司「三度目の殺人」▽最優秀主演女優賞:蒼井優「彼女がその名を知らない鳥たち」▽最優秀主演男優賞:菅田将暉「あゝ、荒野 前篇」
最優秀外国作品賞「ラ・ラ・ランド」▽最優秀アニメーション作品賞:「夜は短し歩けよ乙女」▽最優秀脚本賞:是枝裕和「三度目の殺人」▽最優秀音楽賞:鈴木慶一「アウトレイジ 最終章」
最優秀美術賞:「花戦さ」▽最優秀撮影賞:「関ヶ原」▽最優秀照明賞:「関ヶ原」▽最優秀録音賞:「関ヶ原」▽最優秀編集賞:「三度目の殺人」
話題賞・作品部門:「君の膵臓をたべたい」▽話題賞・俳優部門:菅田将暉(「帝一の國」)