劇場版アニメ「名探偵コナン ゼロの執行人」のビジュアル (C)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。13日には、青山剛昌さんの人気マンガが原作の「名探偵コナン」の劇場版アニメ22作目「名探偵コナン ゼロの執行人」(立川譲監督)、人気SF怪獣映画の続編「パシフィック・リム:アップライジング」(スティーブン・S・デナイト監督)、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版26作目「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱」(高橋渉監督)が公開された。
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「名探偵コナン ゼロの執行人」は、東京サミットの会場となる巨大施設「エッジ・オブ・オーシャン」で突然、爆破事件が発生。そこには、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織・通称「ゼロ」に所属する安室透の影があった……。安室は、毛利小五郎に弟子入りした私立探偵の「安室透」、黒ずくめの組織のメンバー「バーボン」、公安警察の「降谷零」と“トリプルフェース”を持つ重要人物。不穏な動きを見せる安室に、コナンたちが翻弄(ほんろう)される中、爆破事件の容疑者として小五郎が逮捕されてしまう。小五郎の無実を証明するため真実を追求するコナンと、その前に立ちはだかる安室がぶつかり合う……という展開。
今作は「復讐(ふくしゅう)」が大きなテーマになっている。その気持ちはどんな理由で誰に向けられたものなのか? 犯人の心理は複雑で、さらに火星探査機「はくちょう」の帰還に合わせた犯行計画、「IoT」や「ドローン」など最新のキーワードを使った解決方法など、アニメでありながら相変わらず内容は難解で大人向きだといえる。ただし、子供にも、ハリウッド映画ばりのアクションやカーチェイス、コナンの七つ道具や阿笠博士のなぞなぞなど楽しめる部分もたくさんあり、親子で満足感を得られる作品に仕上がっている。
「パシフィック・リム:アップライジング」は、環太平洋防衛軍が開発したイェーガーの活躍でKAIJUたちが一掃されてから10年。封印したはずの“裂け目”から新たな怪獣=KAIJU3体が出現する。亡き英雄ペントコスト司令官の息子ジェイク(ジョン・ボイエガさん)と彼のパートナー、ネイト(スコット・イーストウッドさん)は、孤児の少女アマーラ(ケイリー・スピーニーさん)や若きパイロット訓練生たちと最新型の人型巨大兵器イェーガーに乗り込み、KAIJUたちに立ち向かっていく……というストーリー。
前作のギレルモ・デル・トロ監督は製作に回り、米ドラマ「スパルタカス」シリーズ(2010~13年)や「Marvel デアデビル」シーズン1(15年)を手掛けたデナイト監督がメガホンをとった。ジェイク役には、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(15年)で世界に名をとどろかせたボイエガさん。ペントコストの養女でジェイクの義姉、森マコを、前作に引き続き菊地凛子さんが演じ、パイロット訓練生の一人、リョウイチ役で新田真剣佑さんが今作から新たに出演する。最終決戦の地・東京で繰り広げられるイェーガーとKAIJUとの激闘が見どころだ。
「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱」は、春日部の中華街「アイヤータウン」が舞台。マサオの誘いで伝説のカンフー・ぷにぷに拳を習うことになったしんのすけたちカスカベ防衛隊は、カンフーガールの玉蘭(たま・らん)と共に修業に励んでいた。アイヤータウンでは、一度食べるとやみつきになり、凶暴化してしまうラーメン「ブラックパンダラーメン」が大流行。パニックになったアイヤータウンを救うため、カスカベ防衛隊が立ち上がる……というストーリー。
キャッチコピーが「アクション大盛り、友情濃いめ!!」。予告でも描かれている通り、カンフーを駆使して動きまくるしんのすけらカスカベ防衛隊と敵組織との、キレのある派手なアクションが見どころ。マサオを軸とした、しんのすけと仲間との涙を誘う友情シーンも注目したいポイントだ。
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