俳優の菅田将暉さんと女優の土屋太鳳さんが27日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で開かれたダブル主演映画「となりの怪物くん」(月川翔監督)の初日舞台あいさつに登場。劇場スタッフとして観客を迎えたことを明かし、貴重な2人のショットが公開されると他の出演者から笑いが起きた。菅田さんは「立ち方は太鳳ちゃんに教わりました、手を前にそろえておけと。楽しかった」と振り返った。
スタッフになった理由について菅田さんが「あるイベントで対決したんですが、負けるわけがないと思っていたら負けて。罰ゲームではないですが……」と説明。土屋さんは「弟が渋谷のTOHOシネマズでアルバイトをしていて……。こっそり見に行ったけれど、こっそりすぎて会えなかった」と明かした。
館内の掃除もした菅田さんだが「全部やった?」という質問に「(館内の)真ん中だけ。業界的な嘘がつけなくてごめんなさい」と話して観客を笑わせていた。一方の土屋さんは「映画の神様がいる感じがするから、恩返しができた気持ちでうれしかった」と答え、観客から「可愛い」と言われて照れていた。舞台あいさつには、古川雄輝さん、山田裕貴さん、池田エライザさん、浜辺美波さん、速水もこみちさん、月川監督も登場した。
映画は2008~14年に少女マンガ誌「月刊デザート」(講談社)で連載されたろびこさんのマンガが原作。高校1年生の勉強第一の“氷の女”・雫(土屋さん)は、ふとしたきっかけで隣の席の問題児、春(菅田さん)からなつかれ、2人は不器用ながらも互いに引かれ合う……というストーリー。