名古屋市内で行われた映画「焼肉ドラゴン」の舞台あいさつに登場した(左から)桜庭ななみさん、真木よう子さん、井上真央さん、鄭義信監督
女優の真木よう子さん、井上真央さん、桜庭ななみさんが6日、名古屋市内で映画「焼肉ドラゴン」(鄭義信=チョン・ウィシン=監督、22日公開)の舞台あいさつを行った。3人は同作で3姉妹を演じており、末っ子役の桜庭さんは、長女役の真木さんに“おいしくないジェリービーンズ”を食べさせたと告白。真木さんは「食べさせられた!」と言いながらも、「可愛いから許しちゃう」とデレデレの様子だった。
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桜庭さんは、撮影中、真木さんと井上さんに「たくさん甘えさせてもらいました」とにっこり。真木さんに対しては「いたずらをしたくなっちゃう。血の味とか、泥の味とか、ミミズの味とかの、おいしくない(ジェリー)ビーンズがあって……。それを真木さんにいっぱい食べてもらいました。それが楽しかった。すみません」と明かした。観客は驚いた様子だったが、真木さんは「こんな可愛い妹がいたら、許しますよね。顔を見ているだけで十分」と笑顔を見せていた。
次女役の井上さんは、真木さんについて「何をやっても許してくれる感じがある。最初は怖そうと思うかもしれないですけど、会うとドンと(構えて)、何をやっても『可愛いね』って言ってくれる」とコメント。自身には兄がおり、劇中の3姉妹には弟もいることから、「お姉ちゃんが欲しい、妹が欲しい、弟が欲しいというのが全部かなった。毎日楽しかった」と笑顔を見せていた。
舞台あいさつには、鄭監督も出席。3人について「真木さんは男前。情に厚い、気持ちが大きく揺れ動く人。(井上)真央ちゃんは自分の立ち位置が分かる頭のいい次女。こちらの要求を理解してきちんと消化して演技ができる人だと感心しました。ななみちゃんはとても可愛いですね。最初は不安もあったけど、どんどん吸収して最後にはベテラン相手に堂々とやっていた」と語り、映画には「三人三様の魅力が詰まっている」と話した。
映画は、2008年に日本の新国立劇場と韓国のソウル・アート・センターがコラボして製作し、数々の演劇賞を受賞した鄭さん作・演出の同名舞台が原作。万国博覧会が催された1970(昭和45)年の関西の地方都市が舞台で、焼き肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦は、静花(真木さん)、梨花(井上さん)、美花(桜庭さん)の3姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。店は、静花の幼なじみ・哲男(大泉洋さん)ら常連客たちでにぎわっていたが、時代の波が押し寄せてきて……というストーリー。
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