連続ドラマ「dele」第1話の一場面=テレビ朝日提供
俳優の山田孝之さんと菅田将暉さんがダブル主演する連続ドラマ「dele(ディーリー)」(テレビ朝日系)が27日、スタートする。「ストレイヤーズ・クロニクル」や「真夜中の五分前」などで知られる作家の本多孝好さんが原案を手がけ、所有者の死後にパソコンやスマートフォンに残されたデータ“デジタル遺品”を巡る人間ドラマが、1話完結で描かれる。
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本多さんと共にドラマの脚本を手がけるのは、直木賞作家の金城一紀さんをはじめ、「グラスホッパー」の瀧本智行さん、「あなたへ」の青島武さん、「GANTZ」の渡辺雄介さん、「相棒」の徳永富彦さん。瀧本さんは監督としても参加し、常廣丈太さんと共にメガホンをとる。また、アニメ「血界戦線」などの岩崎太整さんが音楽を担当、DJ MITSU THE BEATSさんが劇伴を担当。「ユリゴコロ」などの今村圭佑さんが撮影スタッフとして参加するなど、キャスト、スタッフ共に豪華な布陣が組まれている。
山田さんが演じるのは、原因不明の難病で車椅子生活を送っているフリーのプログラマー・坂上圭司。圭司は、亡き父が設立した坂上法律事務所と提携し、「dele. LIFE」という会社を立ち上げ、依頼人の死後に遺留データを内密に消す仕事をしており、菅田さん演じる真柴祐太郎は、ひょんなことから圭司の仕事を手伝うようになる。
麻生久美子さんが圭司の姉・舞を演じるほか、女優の橋本愛さん、声優の大塚明夫さん、ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎さん、「黒猫チェルシー」の渡辺大知さん、「水曜日のカンパネラ」のコムアイさんらも出演する。
第1話は、弁護士・坂上舞(麻生さん)が、被告人として出廷した何でも屋・真柴祐太郎(菅田さん)に興味を持ち、すぐさま保釈手続きを取って仕事を紹介する。それは舞の弟・坂上圭司(山田さん)が秘密裏に行っている、不都合なデジタル遺品を全て内密に抹消する仕事だった。そんな中、ゴシップ記者をしている依頼人・安岡春雄(本多章一さん)が亡くなる。自殺したと思われる安岡のデジタル遺品を圭司は速やかに削除しようとするが、安岡が息子・俊(川口和空さん)と交わした約束について知った祐太郎は、他殺の可能性を主張し……という展開。
ドラマは27日から毎週金曜午後11時15分に放送(一部地域を除く)。
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