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東京ドームで6月に来日公演を行ったセリーヌ・ディオンさん(Photo Credit: Yoshika Norita)
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東京ドームで6月に来日公演を行ったセリーヌ・ディオンさん(Photo Credit: Yoshika Norita)

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セリーヌ・ディオン:世界の歌姫がヒット曲の数々をパワフルに熱唱 10年ぶり来日公演を25日放送

 映画「タイタニック」(1997年)の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」をはじめ4曲の全米ナンバーワンヒットを持つ世界の歌姫、セリーヌ・ディオンさんが6月に東京ドーム(東京都文京区)で行った10年ぶりの来日公演の模様が、WOWOWで25日に放送される。

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 ディオンさんは、アルバムセールスが累計で2億5000万枚超。グラミー賞5冠、アカデミー賞2冠、アメリカン・ミュージック・アワード7冠など、これまでに受賞したアワード数は200を超える、名実ともにポップシーンの頂点を極めた女性シンガーだ。

 アジアツアーのスタートとなった6月26日の東京ドーム公演。ライブは93年の全米ナンバーワンヒット曲「パワー・オブ・ラブ」で幕を開けた。シンプルなステージセットの中で、バンドとコーラス以外に3人のホーンセクション、弦楽四重奏まで配置し、すべて生演奏にこだわった豪華な編成で歌を響かせるディオンさん。

 ゴールドのパンツスーツでさっそうと登場したディオンさんは、MCで「こんばんは東京、みんな元気?」と日本語で観客に呼びかけた。その後、「愛する日本からツアーを始めたかった。少しナーバスになっているわ」と緊張した面持ちで明かす。

 前半は、バックボーカルの男性とデュエットしたディズニーアニメの主題歌「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」をはじめ、代表曲が続く。映画「アンカーウーマン」の主題歌「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」では途中で曲を止め、「一緒に歌おう」と観客に呼びかけ、客席とステージの一体感が増した。

 ヒット映画「デッドプール2」の主題歌となった壮大なバラード「アッシュズ」を映画の映像をバックに歌った際には、「面白い映画。でも、子供を連れていってはだめ」と軽妙な語り口のMCで笑わせる。

 97年のヒット曲「オール・バイ・マイセルフ」に続く後半には、アコースティックコーナーで真骨頂を見せる。ステージ中央に移動した弦楽四重奏に、シックな黒いドレスに着替えたディオンさんが合流。「17歳の頃」のカバーから始まり、「ア・ニュー・デイ・ハズ・カム」「ユニゾン」をメドレーでパフォーマンスした。間を置かずにバイオリンがイントロを奏で始めると、日本のドラマの主題歌としてヒットした「トゥ・ラブ・ユー・モア」へとドラマチックに展開した。

 終盤はピンクのベルトがアクセントになっているシルバーのミニワンピースに着替え、昨年10月のLGBTQをサポートするイベントで歌ったプリンスの「パープル・レイン」と「KISS」を独自の歌唱法でカバーした。アンコールでは、大ヒット曲「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を披露し、ディオンさんのパワフルな熱唱に酔いしれたステージは幕を閉じた。

 「セリーヌ・ディオン ライブ・アット・東京ドーム2018」は25日午後4時にWOWOWプライムで放送。オフィシャルツアーTシャツを抽選で10人にプレゼントする企画も実施している。

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