報道番組「報道ステーション」への思いを語った徳永有美さん
元テレビ朝日アナウンサーでフリーアナウンサーの徳永有美さんが1日、報道番組「報道ステーション」(テレビ朝日系、月~金曜午後9時54分)に約13年ぶりに復帰した。初日は「200%緊張した」と話す徳永さんに、月~木曜のメインキャスターを務めて感じたことや、放送後の反響、夫でお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんからかけられた言葉などを聞いた。
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徳永さんは、1975年8月14日生まれ、石川県出身。98年に同局入社後、報道、情報系からバラエティーまで幅広いジャンルの番組で活躍。2004年4月から「報道ステーション」のスポーツコーナーを担当した。05年4月に同局を退職し、17年1月からAbemaTV「けやきヒルズ」キャスター就任。約12年ぶりに現場復帰した。
◇「報ステ」復帰が決まり、すぐに富川アナに電話
「報道ステーション」のキャスターに約13年ぶりに復帰することが決まったときのことについて、徳永さんは「信じられない気持ちでいっぱい。こんな夢のような話があるのかという気持ちでした」と回顧。ともに月~木曜のキャスターを務める富川悠太アナは、同局のアナウンス部の一つ後輩で、もともと「トミー」「有美ちゃん」と呼び合う仲だったといい、「2人で(番組を)やるってことが分かったその日にすぐ電話をして、とにかく2人心を一つにして伝えていこう。一緒に頑張ろうねって伝えました」と振り返る。
AbemaTVでは、初の報道番組を経験し、「取材にもたくさん行かせてもらった」という徳永さん。「自分なりにいろいろ積み重ねていたものがあったつもりだったので、その経験を生かして、とにかく全力で頑張ろうというそれだけでしたね。感謝以外のなにものでもないです」と思いを話す。
前任の小川彩佳アナとは、「もともとごはんに行ったりする仲」と明かし、「私がもともとAbemaTVにいて、『AbemaPrime』という小川さんが今ついている番組をやっていたりしたので、情報交換はしました。でもやっぱり情報交換といっても、前情報を入れない方が逆にいいなというのがあるので、あまりそういうことは言わずに、ただただお互いエールを送り合う(という感じ)。この間もちらっと会いましたけど、言葉はいらないみたいな感じで、頑張ろうっていう感じでした」と明かす。
◇初日の放送 ウッチャンは「娘と一緒に正座で」
1日の放送では、「13年ぶりに報道ステーションの場に帰ってまいりました」とあいさつした徳永さん。このときのことについて、「緊張がすごい高まり、どうしようかなというぐらいだったんですけど、なんとか無事終了しました」と振り返る。出来について聞くと、「60点ぐらい」と自己評価する。
放送後は、「今の徳ちゃんらしさが出ているね」など、前向きな言葉をたくさんもらったという。夫の内村さんの反応については、「主人は、娘と一緒に正座をして見てくれて、よかったんじゃないかって。(帰宅すると)わりと穏やかに迎えてくれて、『よかったよ』って」と照れ笑いを浮かべながら明かした。
1日には、元NHKアナウンサーの有働由美子さんがメインキャスターとしてニュース番組「news zero」(日本テレビ系)に初出演したことも話題を集めたが、「本当に自分で精いっぱいで、他の局の番組を一切まだチェックしていない状況」と話す。
初日を経て、2日目からは「緊張感が下がって、みんなで作り出すスタジオを楽しもうという気持ちにだんだんなっていったので、わりといいペースでできているかなと思います」と手応えを感じている様子で、今後については、「ゆくゆくは取材へという気持ちはありますけど、まずは自分の仕事を全うしたいです」と話し、視聴者に向けて「ありのままの自分でいようと思いますので、じっくり長い目で見守っていただけたら」と呼びかけた。
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