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吉田羊:役作りで1日8時間ピアノ練習 “息子”佐野玲於からのプレゼントに感激も

 女優の吉田羊さんが20日、東京都内で行われた主演映画「ハナレイ・ベイ」(松永大司監督)の公開記念舞台あいさつに登場。今作で息子をサーフィンの事故で失った母親・サチを演じた吉田さんは、撮影に臨むにあたって劇中で披露するためにピアノと英語を練習したといい、「クランクインの1カ月半前ぐらいに(ピアノの)譜面があがり、そこから練習したんですが……。当時は別の舞台の本番中で、その合間を縫って、家に帰ってから1日8時間ぐらいずっと練習しました」と猛練習したことを告白。続けて「劇中では2曲弾いているんですが、実は課題曲は3曲ありまして。いろんな理由で使われていない……」と苦笑交じりに明かした。

 この日は、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の佐野玲於さん、村上虹郎さん、松永監督も出席。舞台あいさつでは、サチの息子・タカシを演じた佐野さんが撮影現場の米ハワイで購入したというパワーストーンを吉田さんにサプライズでプレゼントする一幕もあった。    佐野さんから「羊さんを救うアイテムになればいいなと。お守り的な感じで」とプレゼントをされた吉田さんは、「相当うれしいですね。しかも私の誕生石のアメジスト。“息子”の愛を感じます」と感激していた。

 映画は、村上春樹さんが2005年に発表した「東京奇譚集」(新潮文庫)の一編「ハナレイ・ベイ」が原作。ハワイのハナレイ・ベイで一人息子をサーフィン中の事故で亡くしたシングルマザーのサチ(吉田さん)は、10年間命日にベイを訪れ、ビーチの近くの木の下で海を見つめ過ごしている。ある日、サチは若い日本人サーファーから“片脚の日本人サーファー”の存在を聞かされ……というストーリー。

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