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女優の黒木華さんが22日、東京都内で開催された、映画「ビブリア古書堂の事件手帖」(三島有紀子監督、11月1日公開)の公開直前イベントに、俳優の野村周平さんと共に出席。ミステリーの本作にちなみ、謎だった共演者について聞かれた黒木さんは「成田(凌)君ですかね、最後までどういう方なのか、つかみづらかったです。そういう役だったからだと思うんですけど」と告白。野村さんも「そうですね、成田凌はつかみづらかったですね」と同意していた。
黒木さんは成田さんについて「人見知りされたと思ったら、急にワーッて来て、びくってなっちゃう。急に変顔したり……」と明かすと、野村さんは「いないところで言うのもなんですけど、変なやつでした。少しおかしな役だったから、そこにのまれていたのかな」と振り返っていた。
映画は、三上延さんの人気ミステリー小説シリーズが原作。過去の出来事から本が読めなくなった五浦大輔(野村さん)は、亡き祖母の遺品の中から出てきた、夏目漱石の「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめるため、鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。古書堂の美しい店主・篠川栞子(黒木さん)は、極度の人見知りだが優れた洞察力と驚くべき推理力を秘めており、たちどころにサインの謎を解き明かす。それが縁となって古書堂で働き始めた大輔に、栞子は太宰治の「晩年」の希少本を巡って、謎の人物から脅迫されていると打ち明ける。力を合わせてその正体を探り始めた2人は、やがて太宰の2冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実につながっていることを知る……というストーリー。