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フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」(月~金曜午前4時55分)でメインキャスターとして活躍中のアナウンサーの永島優美さん。永島さんは、同局の朝の顔として「元気でいること」をモットーに番組に臨み、共にMCを務める三宅正治アナウンサーらと軽妙なやり取りで視聴者を楽しませている。「アナウンサーになって一番うれしかったこと」は「『めざましテレビ』の一員になれたこと」と話す永島アナだが、メインキャスター就任時に「毎日不安で押しつぶされそうになっていた」と振り返る。そんな永島アナを支えたのは、父で元サッカー選手の永島昭浩さんと、元フジテレビアナウンサーの加藤綾子さんだった。
◇カトパン退社で「めざまし」メインに 「私でいいのか…」
永島さんは2014年に同局に入社。同年秋ごろから同番組に情報キャスターとして出演し、16年4月に同番組のメインキャスターを任された。それまでの同番組のメインキャスターは、16年4月末に同局を退社した加藤さんが担当していた。当時について「アナウンサーとして、3年目に入ったばかりで何もできていないのに加藤さんからバトンを受け取り、不安と自信のなさ、『私でいいのか』という思いで毎日押しつぶされそうになっていました」と、日々、オンエア終了後に反省していたという。
加藤さんのメインキャスターとしての仕事ぶりには「三宅アナとキャスターの軽部真一アナに突っ込みを入れたり、後輩アナたちに話を振ったり、本当に尊敬していました」と述懐。そして、「自分がそこにたどり着けていない。そういう形にしないとっていう焦りを感じていました」と語る。中でも、永島アナ自身の“キャラクター”の模索に一番苦労した。「ちゃんとしなきゃ、真面目にやらなきゃっていう思いが強すぎた部分もあり、フリートークもうまくいかない。本当の自分をさらけ出すのが怖かった」と明かした。
◇父親とカトパンに相談 スタッフとも「腹を割って」
悩み続ける永島さんの相談に乗っていたのが父・昭浩さんと加藤さんだった。当時、昭浩さんによく電話で相談していたといい、「父はとにかくポジティブに変換してくれる人。相談しても前向きな言葉しか返ってこない(笑い)。たくさん励ましてくれました。家族の中では男気もあり、すてきな父です」と話す。そして、加藤さんのことは「在籍されていた当時は、日々、相談に乗ってもらい、『何も気にしないで、そのままでいい』ってアドバイスをいただいていました」と振り返る。
永島さんは、打開策として「自分のことを知ってもらうキャンペーン」を実施し、番組スタッフに「腹を割って相談」したという。「その中で『永島って不器用で面白い部分があるよね』ってなりました。スタッフさんたちが『私のことをどういじったら、視聴者の皆さんに(魅力が)伝わるのか』を真剣に考えてくれました。それが今につながっている」と声を弾ませる。そして、「正直に言うと、今でも自分のキャラクターっていうのはよく分かりません。だけど、答えっていらないのかなって。『自分でこうしなきゃいけないんだって思わなくていいんだ』っていうのが答えなのかなって思っています」と目を輝かせていた。
◇加藤綾子から受け継いだものを後輩たちへ
永島アナは、加藤さんとの思い出について「私が1年目のときに、加藤さんからいただいた手紙がたくさん出てきたんです」と明かす。「一緒に頑張っていこう」といった励ましや体調を気遣う内容だったといい、「加藤さんに安心感を持って、番組に出演していたんだなって改めて思いました」と話す。
アナウンス部での永島アナの席の隣は、同番組にも出演している久慈明子アナで、「(久慈アナは)私が書いた手紙をいっぱい取ってくれているんです(笑い)。『めざまし』の先輩後輩には、そういうものが受け継がれているんだなって感じました」と笑顔を見せる。また、プライベートでも、女性アナウンサーたちと食事会を開きコミュニケーションの向上を図っているという。
めざましテレビは「ファミリーで大きな看板を背負っている感じ。三宅アナと軽部アナという“二大お父さん”がいて、20~30代のアナウンサーを見守ってもらいながらやっている。『自分が』という意識ではなく、後輩は『このネタが好きだ』って思って話を振ると、生き生きと話してくれたり、みんなでフォローしながら高め合っています。番組を見てくださっている方たちに、私たちのことを身近に感じてもらいながら、朝の会話の一端になってくれたらうれしいです」と笑顔で話していた。
永島アナがメインキャスターを務める「めざましテレビ」は、毎週月~金曜午前4時55分に放送。永島アナが進行役を担当しているバラエティー番組「ジャンクSPORTS」は毎週日曜午後7時に放送中。