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女優の水川あさみさんが、来年1月スタートの竹内結子さん主演の連続ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ系、木曜午後10時)に出演することが27日、分かった。水川さんは今作で弁護士役に初挑戦し、竹内さん扮(ふん)する主人公で弁護士の氷見江(ひみ・こう)の右腕的な存在の弁護士・与田知恵を演じる。水川さんは役作りのため、髪をバッサリとカットしたボブヘアで役に挑む。
水川さんのほか、中川大志さん、バカリズムさん、斉藤由貴さんの出演も発表された。中川さんは弁護士の藤枝修二、バカリズムさんは法律事務所の副所長・鈴木太郎、斉藤さんは法律事務所に勤める“謎多き”事務員・真野聖子を演じる。中川さんが弁護士を演じるのは初めて。バカリズムさんがドラマの登場キャラクターの監修を務める。斉藤さんが同局制作で全国放送される連続ドラマに出演するのは、1989年に放送された主演作「LUCKY・天使、都へ行く」以来、30年ぶり。
ドラマは、情報を操作し、裏で社会を動かす“スピン・ドクター”を題材にしたオリジナルストーリー。竹内さん演じる主人公で弁護士の氷見江は、専門が危機管理で、法廷ではなくスキャンダルの裏側が主戦場。社会的窮地にいるクライアントを99.9%の確率で救ってきた“天才トラブルシューター”であり、必要ならば嘘(うそ)すら正義に変えてしまう敏腕の“スピン・ドクター”というキャラクター。そんな氷見の元に、政治、芸能、スポーツなど各界のさまざまなスキャンダルの対応依頼が舞い込み、氷見が依頼者を危機から救うべく奔走する姿を描く。ファッションブランド「グッチ」「バレンシアガ」などを有する「ケリング」、フランスの高級宝飾ブランド「ブシュロン」などが衣装協力している。
◇与田知恵役の水川あさみさんのコメント
--与田という役を演じる思い、また意気込みをお願いします。
頭は良いですが、口が悪く、正義感があるような、真面目なようでどうなのか……(笑い)。性格はブスな与田ですが、尊敬するかっこいい氷見さんの右腕のような存在なので、ブスがバレないよう頑張ります(笑い)。
--見どころなど視聴者の方へメッセージをお願いします。
いわゆる弁護士ドラマの裁判シーンやお堅いせりふなどは出てこない新しいタイプのドラマだと思います。それぞれの人物像もユニークで、役者陣も個性的なので、本番はキャラがぶつかり合ったりしています(笑い)。そんなやりとりを楽しんでもらいつつ、今までにない事件性にワクワクしたりしてください。
◇藤枝修二役の中川大志さんのコメント
--初の弁護士役となる藤枝を演じていく上での思い、また意気込みをお願いします。
今まで学生役が多かった自分が、今回初めて連続ドラマでスーツを着た大人の役をやらせていただけるということで、とてもうれしく新鮮な気持ちです。藤枝というキャラクターを作っていく上で、いろいろなアイデアが湧き出てきて、監督と相談しながら、1話からいろいろな面が出せたと思います。法律事務所のお姉さんたちに振り回されながらも、負けじと食らいつく藤枝を視聴者の方に応援していただけたらうれしいです。
--見どころなど視聴者へメッセージをお願いします。
毎話、法律事務所にやってくるクライアントの抱える悩みは、現代社会で生きる人たちが共感できるポイントがちりばめられていると思います。危機管理部という法廷には行かない弁護士チームが、破天荒なやり方で解決に導きます。同じような危機に直面したらどうするか、登場人物たちに自分を置き換えて見ていただけたら面白いと思います。
◇鈴木太郎役のバカリズムさんのコメント
--今回は鈴木という役を演じるのみならず、キャラクターの監修も務めている上での思い、また意気込みをお願いします。
関和亮監督やプロデューサーさんとご飯を食べながら内容について話していたら、そういうポジションをやらせていただくことになりました。物語の面白さを邪魔しない程度に自分なりの味付けができればと思います。
--見どころなど視聴者へメッセージをお願いします。
「所詮、父親の事務所だし」という無責任なノリで仕事をしているボンボンです。自分の上司だったらいやです。
◇真野聖子役の斉藤由貴さんのコメント
--全国放送のフジテレビ制作連続ドラマレギュラー出演は30年ぶりとなる中、謎多き事務員という役柄を演じていく上での思い、また意気込みをお願いします。
この仕事を始めて30年以上になりますが、いまだに「スケバン刑事」という作品のインパクトについて、またその感想を聞かせていただく機会が頻繁にあります。初めての主演ドラマ「野球狂の詩」もフジテレビでしたし、私にとってフジテレビは“デビュー時のまだ、未知の新人アイドルを起用してくれた”恩のある場所です。なので今回このドラマに参加させていただけることは、光栄であると同時にある種、古巣に帰って来られたような心地よさを感じています。
--見どころなど視聴者へメッセージをお願いします。
今回私がいただいた“謎多き事務員”は、もちろん“謎多き”がポイントです。弁護士事務所の中で唯一、弁護士ではない“事務員”という役割なので、逆にその立場を生かして、このチームのある種スパイス的、あるいは差し色的な表現を織り込んでいけたらと考えています。いずれにせよ、この5人はとてもいい感じ、と私はひそかにほくそ笑んでいます。