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女優の柴咲コウさんが1日、東京ミッドタウン(東京都港区)で開かれた「WOMAN EXPO TOKYO 2018 Winter」のステージに登場した。芸能活動の傍ら2016年に「レトロワグラース」(東京都港区)という会社を設立して社長業との二足のわらじを履く柴咲さんは、司会から「名ばかりの社長と言われる?」と質問されるも、笑いながら「気にしていません。(ドラマの撮影中で会社に出勤できないときも)常にメールでやりとりしています。私はマルチタスクの人間で、気分転換で仕事がしたいぐらい仕事が好き。スケジュールが埋まっている方がわくわくする」と話していた。
芸能の仕事がないときは会社に出勤するといい、「1日24時間で足りない人もいますが、もちろん私もそう思います。(会社の事業の)アパレルも今は(来年の)春夏の用意をしていて、秋冬も検討している。外側には見えないけれどすごく忙しい」と明かし、「(会社の仕事は)わくわくすることを最優先にする」と説明していた。
「あたらしい私、挑戦しつづける私」と題して講演した柴咲さんは、会社経営に挑戦した経緯について「芸能20年を経て、違うフェーズに立ちたいという思いで会社を作った。ものづくりをしたいと昔から思っていた」と説明。設立時は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の撮影中で、撮影のない週末に作業をしていたことを明かした。
中学2年でスカウトされて 16歳で芸能活動を始めた柴咲さんは「芸能界に興味があったわけではない。きっかけは『家族を支えなければ』という、お金を稼ぐことが目的でした。だから全然目立ちたくない。『テレビの中の生活は自分と縁遠いもの』と思っていた」と回顧。司会から「モチベーションは? お金を目的に20年続けるのは厳しいのでは」と質問されると、「最初の目的は明確だったので、負けず嫌いで突き進んだ。でも人と関わり、作品が増えて、繰り返すうちに、そこに求められる喜びがあり、使命感が増えていった」と“変化”を明かしていた。
イベントは、女性が活躍できる環境作りをする「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の一環。14年から日本経済新聞社と日経BP社が主催している。