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有村架純:「中学聖日記」ラストシーンへの思い 「幸せになれないと終われない」

 女優の有村架純さん主演の連続ドラマ「中学聖日記」(TBS系)の最終回が18日に放送され、有村さん演じる主人公・聖と岡田健史さん扮(ふん)する晶の“禁断の恋”の物語が完結を迎えた。放送前に取材に応じた新井順子プロデューサーは「有村さんは本当にずっと聖ちゃんになっていた」「(最終回の台本完成前には)『幸せになれないと終われません』と言われました」と明かした。

 新井プロデューサーが有村さんにそう言われたのは、最終回の台本が完成する前で、第10話を撮影していた時だったという。第10話では、聖が自身の母と晶の母に責められ、友人の千鶴(友近さん)にも見放され、晶にも『なんか引いた。さめた』と言われてしまう様子が描かれていた。

 有村さんについて、新井プロデューサーは「こちらに何かを言ってくるようなことはなく、基本的にはいただいたものをやるというスタイルだった」とした上で、「(第10話の)そうした場面を撮っていたので、つらかったのだと思います。『幸せになれないと終われません』と言っていました」と話す。ドラマ終盤の撮影では、聖が泣く場面で、数時間涙が止まらないようなこともあったという。

 新井プロデューサーは、最終話の台本を読んだ時の有村さんについて「本人が『よかったぁ……』と言って台本を読んでいました。(最終回の)一番最後は本当に心から笑っている」と笑顔で明かしてくれた。

 「中学聖日記」は、マンガ誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載中のかわかみじゅんこさんの同名マンガが原作。片田舎の中学校を舞台に、女性教師の末永聖とその教え子の男子中学生、黒岩晶との“禁断の純愛”を描き、第6話から物語は高校生編に突入した。

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