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女優の仲里依紗さんが、連続ドラマ「ドラマ24『フルーツ宅配便』」(テレビ東京系、金曜深夜0時12分)に、濱田岳さん演じる主人公・咲田真一の中学時代の同級生・本橋えみ役で出演している。ドラマは、「第21回文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門審査委員会推薦作品にも選ばれた鈴木良雄さんのマンガが原作。会社が倒産し、ふるさとに戻った咲田(濱田さん)が、風俗店の店長を引き受けたことから起こる人間ドラマを描いている。仲さんに、美容や健康について、気になるファッション、自身の10年後などについて聞いた。
◇スタイルや美肌を保つ秘訣とは
2018年に放送されたドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)をはじめ、出演作での演技が話題になるなど多忙な日々を送る仲さん。スタイル維持や美肌の秘訣(ひけつ)を聞くと、「自分の好きな服を着て楽しんでいるのが一番かなと思います」と言い、「主婦をやっていると、やっぱり『もうー』ってなるんです。夜も朝も早いし、(仕事などの)行き帰りはちょっと楽な防寒重視の服になったり。『私、買った服をどこで着るんだろう?』みたいに思うときがあって……」と率直な思いを明かす。
そんなとき、「インタビュー取材だったり、舞台あいさつなどがあると、すてきなキラキラしたものを着られるし、自分では手が届かない高価なものも着られる。普段だったら、こんな高いヒール履けないと思って買わないようなものも履けるし、ネイルもできる。楽しくてキラキラするし、そういうときに女性って楽しいなって」と感じると明かし、「おしゃれをすることって、とてもいいことだと思う」と笑顔を見せる。
体を動かすことは、「運動はちょっと空いた時間に。のんびりするのもいいですけど、私はむしろ動いちゃう。動いて動いて汗をかいて、すっきりして仕事に行くというのが楽しいというか、いつもそうしています。だから結果、疲れてるんですけど……」と笑いつつも、「その分、早く寝る。ちゃんと寝るということを意識していて、動いて食べて寝て……が一番(体には)いい。長生きできそう」とほほ笑む。
◇どんな30代に?
2019年10月に30歳になる仲さんだが、「20代は楽しく、とても充実している」と現在の心境を明かし、「30代がどんな感じになるのか。落ち着くのかなって思うんですけど、30代だから『こうしよう』『ああしなきゃ』とか、いろいろ変えたいなというのはあります。新しい30代(の考え方)が生まれるといいなって」と持論を語る。
仲さんが考える「新しい30代」はどんなものなのだろうか。仲さんは「(今の生き方を)変えたくない。このままでいきたい」と言い、「懸垂ができるようになれたり、強くなれたりはしたいんですけど、このまま自分のスタイルを崩さずいけたらいいな」と目を輝かせる。
そこで「『変わらないで来たけど、30代はよかったな』と思えるのが理想?」と水を向けると、「そうですね。20代のように楽しく、ちゃんと自分でいられればいい。いろいろ取り繕いたくはないです。『30代だからこういうのは着ちゃだめなのかな』とかあるかもしれないけど、その誘惑に負けないように楽しみなさいって感じ」と30代の自分に向けてエールを送った。
◇ファッションに持論あり
そんな仲さんの気になるファッションは? 「女性には流行やトレンドはありますが、メンズって意外とないなと思い始めて。あとメンズがはやりものを着ていると『なんか……』みたいに男同士で言われたりして、うちの旦那さん(俳優の中尾明慶さん)もはやりものを着るのを『恥ずかしい』とか言うんです」と明かし、「そういう世の中にならなきゃいいのになと思うし、アイテムというよりも男の人も楽しくファッションができる時代になったらいいと思います」と意外な答えが返ってきた。
気になるアイテムについても、「最近は『これが欲しい』というより、自分が一番着たい服が着たい」と感じているそうで、「トレンドとかではなく、一時期はやったローライズのブーツカットでステッチがすごく白くてくっきり出ているデニムをはきたい。はやってないけど」と楽しそうに笑う。
◇10年後の自分をイメージすると…
自身の10年後をイメージしてもらうと、「バランスよく今のまま楽しくお仕事ができて、プライベートも旅行に行ったり、ファッションを楽しめていたりしたらいいなって思います。いつまでも“お母さん感”は出したくない」と答える。
さらに、「『お母さんだからこうしなきゃいけない』とかではなく、(取材当日の)朝、ファーが付いたピンクのチーター柄の洋服を着ていたら、息子が『ママ、それめちゃめちゃ可愛い』って言ってくれて。こういうのがずっと続けばいいなって。10年後の朝も『ママ、それ可愛いね』と言われたい」とうれしそうに笑う。
ドラマの見どころについては「(舞台となっている)デリヘルというワードで女性は少し抵抗があるかもしれませんが、女性目線でストーリーが展開され、女性が主体となっているので、女性が見て何か感じることが多い作品になっていると思います。考えさせられることがたくさんあるので、女性にも見てほしい」とアピールした。
(取材・文・撮影:遠藤政樹)