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瑛太:時代劇主演は「日本人としての誇り」 「ハリウッドは目指さない」ときっぱり

 俳優の瑛太さんが19日、東京都内で開催された、主演の時代劇「闇の歯車」(山下智彦監督)初日舞台あいさつに登場。瑛太さんは今作について「日本の中で映画に俳優として携わるとき、日本人として誇りを持って時代劇に出演できる俳優になりたいと思いました」と心境を述べ、「なので、僕は英語を覚えてハリウッドを目指すとか、そういった考えはありません。日本人として、時代劇をもっと磨いて、日本人の皆さんと時代劇を楽しんでいけるエンターテインメントにしたい」と語っていた。

 瑛太さんは、「1年3カ月間、大河ドラマ『西郷どん』を撮影しているときにいただいた話で、『また時代劇か』と自問自答していた」と明かし、「監督に会ったら、勢いと作品への愛情の深さを感じて、全身全霊でやりたいなと決めました」と語った。また「昨今、時代劇がどこかすごく派手なアクションや笑いがあるものが増えてきて、こういったサスペンスでアウトローな世界を描く作品が少なくなってきた」とも話した。

 舞台あいさつには緒形直人さん、山下監督も登場。橋爪功さんも出席予定だったが、体調不良のため欠席した。

 藤沢周平の時代小説が原作で、藤沢作品では珍しいサスペンス長編。謎の男の呼びかけで集まった4人の男が、現金強奪という犯罪によって一獲千金の夢を見て運命が狂っていくさまが描かれる。期間限定上映で、時代劇専門チャンネルでは2月9日午後8時に放送される。

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