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天海祐希:「緊急取調室」の真壁有希子とは「友達になれる」 ファッション&輝き続ける秘訣は…

 女優の天海祐希さんが、11日スタートの主演ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系、木曜午後9時)に出演する。可視化設備の整った特別取調室で容疑者を取り調べる警視庁捜査1課の専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーたちが、数々の凶悪犯と心理戦を繰り広げる姿を描く。多忙な中でも女性として輝き続ける天海さんに、美容や輝き続けるための秘訣(ひけつ)、ドラマの見どころについて聞いた。

 ◇自身が演じる真壁有希子は「友達になれるタイプ」

 自身が演じる真壁有希子という女性について、「(平成から令和へと)時代が変わってもいい心や悪い心は変わらずありますし、有希子は本質的には変わってはいけない」と天海さんは切り出し、「私自身、友達になれるタイプだと思う」と分析する。

 その理由を、「あまりそんなこと考えながらお芝居してないですよ」と笑いつつ、「仲よくなったら、『ちょっと』と止めるタイプがいないと、2人してものすごいどっちかに突っ走りそう(笑い)。(片方が)『いいんじゃない』ってなったら、(もう一方も)『いいよそれで』って言っちゃいそうです」と楽しそうに語る。

 ◇ファッションのこだわり&女性が輝き続けるための秘訣は?

 劇中で有希子は、ジャケットにパンツというスタイルで登場することが多いが、天海さん自身のファッションへのこだわりを聞くと、「まったくないです」と回答。「動きやすいものとか、普段は必要以外の場所で体を締めつけるようなものは着たくない(笑い)。ダラダラできる楽なものの方がいい」とラフさと機能性を重視していることを明かす。

 さらに、「あまり派手なものは普段は着ないです。派手でラインの美しいものとか、お仕事ではありますけど、そういうところで(着て)満足しているみたいで、普段は地味で街になじむ感じがいい」と心情を説明する。

 そんな天海さんに「女性が輝き続けるために大切なことは?」と聞くと、「輝き続けるためにとか思ったことないですね。みんな自分が輝いているとか思わないでしょう(笑い)」と冗談めかしつつ、「どんなお仕事でも、どんな立場でも、ひたむきに頑張っている人はみんな輝いている」と語った。

 ◇「できればより良い人間に…」

 撮影では取調室での長ぜりふなど、さまざまなシーンがあるが、「そのときは大変だったのかなと思うんですけど、割と忘れてしまうタイプで上書きされてしまう」と天海さんは前置きし、「取調室のセットは撮影が大変。スタッフの皆さんも工夫を凝らしてくださっていて、『こんな撮り方を考えてくれたんだ』『こんなふうに撮ってくれたんだ』と思います。あそこの撮影になると『キントリ帰ってきた』と思う」と実感を込める。

ドラマの撮影で忙しい日々を送る中、健康や美容面で気をつけているのは、「毎日、必ず湯船につかること、なるべく朝ご飯は食べていくこと、あとはバランスのいい食事をしたり、お弁当が続いたら補える野菜を摂(と)ったりするぐらい」と普段からできることを心がけ、「何か特別なことをしようと思うと大変。『続けなければ』と思うことが苦痛になるので、簡単にできるものの方がいいかな」と理由を説明する。

 ドラマの見どころについて、「井上由美子さんの脚本が、人間の心理の深さ、『人間はこういうふうに思うことある』という部分を突いてくる。そこをいろんな材料を使って攻めていくのが(台本を)読んでいて楽しいですし、うならせられることがいっぱいある」と評する。そして「ずっと『キントリ』を応援してくださっている方も、今回から見てくださる方にも楽しんでいただけるような作りで、いつから見ても仲間外れ感はまったくないドラマになっています」とメッセージを送る。

 最後に「10年後の将来像」を聞くと、「『何歳になったらこうなっていたい』という希望やら夢やらあったはずですが、『あれ、変わっていないのでは?』と思うことが多いので、できればより良い人間になれているといい」と言い、「『これが私だからいい』というのは“逃げ”だと思うので、それはしないようにと思っています。『こういうところは自分でもどうかと思うので、改善しようと努力はしてみたい』止まりで、『改善します』とは言い切れない(笑い)。『改善しなきゃとは思っている』というのが毎日続くのでは」と笑顔で語った。

「緊急取調室」第3シーズンは、被疑者にもかかわらず、さまざまな立場の“油断ならぬ人間”がキントリチームを翻弄(ほんろう)する中、有希子らが決死の覚悟で事件の裏にある真実を暴いていく。11日からテレビ朝日ほかで毎週木曜午後9時に放送。

(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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