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米マーベル・スタジオ製作の最新作「アベンジャーズ/エンドゲーム」(アンソニー&ジョー・ルッソ監督)が、26日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。2008年公開の「アイアンマン」を皮切りに、数々のヒーロー、ヒロインを輩出してきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。彼らがチームを組んだ「アベンジャーズ」(12年)からシリーズ4作目。ついに完結を迎える。
前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(18年)で、六つのインフィニティ・ストーン全てを手に入れ、無限大の力を手に入れた最凶最悪の敵サノス(ジョシュ・ブローリンさん)。彼によって全宇宙の半分の生命が消し去られ、アベンジャーズのメンバーもまた、半数が失われた。アイアンマン(ロバート・ダウニーJr.さん)やキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンスさん)ら残されたメンバーは、深い喪失感にかられながらも再び集結。サノスを相手に史上最大の逆襲(アベンジ)に挑む……というストーリー。
クリス・ヘムズワースさん、マーク・ラファロさん、スカーレット・ヨハンソンさん、ジェレミー・レナーさんらも出演する。
こんなに重苦しいのはシリーズ初ではないかと思うほどの沈痛な空気で開幕。決して予定調和でもご都合主義でもないストーリーが展開していく。残されたメンバーそれぞれが個性を発揮し、世界を救うために立ち上がる過程に、驚き、涙し、手に汗握り、3時間の上映時間を全く感じさせない面白さだった。
最後の深い感動。エンドロールを見ながら、これまでのアベンジャーズの軌跡が走馬灯のように頭をかけ巡った。まさにシリーズの集大成というにふさわしい仕上がり。ぜひ、彼らの雄姿をスクリーンで見届けてほしい。(りんたいこ/フリーライター)