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元SKE48矢方美紀:乳がん闘病の回想録が発売前に重版「びっくり」 手術から1年で「今のところ順調」

 乳がんの「ステージllB」と診断され、昨年4月に左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けた元「SKE48」の矢方美紀さんが11日、八重洲ブックセンター本店(東京都中央区)で自身の回想録「きっと大丈夫。~私の乳がんダイアリー~」(双葉社)のイベントを開催。矢方さんは、同書が発売前に重版となったことについて「マネジャーさんから聞いて、びっくりした」と驚き、「『手に取ってもらえるのかな』っていう心配があったけど、『本屋さんに行ったら売り切れていた』とか、いろんな友達が『読みました』と声をかけてくれて。皆さん、いろんなところで自分のことを支えてくれているんだなと知ってうれしかったです」と笑顔を見せた。    同書は、矢方さんが昨年5月からNHK名古屋放送局の特設ホームページで延べ100日以上の自撮り動画によって不定期連載してきた映像日記「♯乳がんダイアリー 矢方美紀」などを基に、闘病への思いをつづったもの。矢方さんの「この本が(乳がんの)早期発見・早期治療の一助になってほしい」という思いが込められている。

 イベント前に行われた会見で矢方さんは、昨日、せきが止まらず、病院に行ったところ「軽い肺炎」だったと明かしつつ、「特に悪いとかはなかったので。大丈夫でした」とにっこり。「手術をしてから1年ということで今年4月に検査をしたんですが、特に異常はなかったので、何カ月後かにまた検査をして、再発が今後も起きないといいなと思いながら、今も治療はしています。今のところ順調」と近況を報告した。

 また、矢方さんは「世の中、毎日病院に行かれている方とか、同じ病気じゃなくても大変な苦労をしている方もたくさんいる。その中の一人として、『まだ26歳で若いね』といわれるけれど、私は若いとは思っていなくて『26歳なのにもっとちゃんとしなきゃ!』と思っている」と表情を引き締め、「こういう子も中にはいて、前を向いているんだなと、少しでもいろんな方に勇気というか希望になれるような一冊になれたらと思います」と同書に込めた思いを明かした。

 さらにアイドルを目指す子や若いアイドルへのアドバイスを聞かれると、矢方さんは「自分というものにもっと自信を持って輝いていただけたらなと思います」とメッセージ。「結構アイドルの子って自信がない子が多いので。みんな輝いているから自信を持ってと伝えたいです」とほほ笑んだ。

 回想録「きっと大丈夫。~私の乳がんダイアリー~」は四六判ソフトカバー192ページで、1400円(税抜き)。

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