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女優の木村佳乃さんが日本語吹き替え版で声優として出演している映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(マイケル・ドハティ監督)が公開中だ。人気特撮映画シリーズ「ゴジラ」のハリウッドリメーク版「GODZILLA ゴジラ」の続編で、木村さんは物語の鍵を握る、元「特務機関モナーク」の幹部で純古生物学者のエマ・ラッセル博士(ベラ・ファーミガさん)の声を担当している。木村さんに吹き替え版の収録エピソードや美容・健康へのこだわり、10年後の自分像などについて聞いた。
◇エマに“母視点”で共感
もともと、エマを演じているベラ・ファーミガさんは「好きな女優」だという木村さん。「彼女がどんな声のトーンでどんな女性を演じたのか、出演シーンを何回も見て、声の感じやトーンを合わせていく作業をしました」と語る。
エマは、強い信念を持つ学者であると同時に、娘を持つ母親でもある。自身も2人の娘がいる親である木村さんは、「エマに共感するところは、子供を守りたいという母の気持ちです」と母親目線で吐露。エマにとって娘がそうであるように、自身の場合は「家族の存在や、普段一緒に仕事しているスタッフ」が支えになっていると明かす。
◇美・健康の秘訣は睡眠?
女優に声優に……と忙しい毎日を送る木村さん。美容や健康を維持する秘訣(ひけつ)は「やっぱり睡眠だと思います」と即答し、「睡眠不足はダメだと思います、風邪も引きますし。眠いと、どんなに面白いものを見ていても寝ちゃいますよね(笑い)。いつも深夜0時前には寝たいな、と思っています」と語る。
そんな木村さんのリラックス法の一つは、テレビや映画、舞台を見ること。「テレビを見るのが大好きです。素晴らしいドラマなどを見ると、ものすごく励みになるし、気分転換にもなります」と木村さん。好きな作品を見ると、出演したかったと思う気持ちも湧くといい、「私も頑張ろう、という気持ちになりますね」とほほ笑む。
最近気になるファッションアイテムに挙げたのは、スニーカー。「最近スニーカーが進化しましたよね。すごい厚底だったり、可愛いスニーカーが最近、すごく増えた気がしていて。ずいぶん変わってきたなと思いました」とその理由を説明する。自身でもよく履くといい、「軽くて歩きやすいのが好きですね」と好みを明かす。
◇10年後の自分像は… 家族への思いも明かす
そんな木村さんに、10年後の自分像を聞いてみた。木村さんは熟考したのち、「まず、子供が健康で元気に育ってほしいということ。周りのことばっかり考えちゃうんです。だから、家族の健康ですね」と、母の顔をのぞかせる。仕事面については、「もちろんずっと続けたいです」と意欲を示し、「需要があり続ける限り。女優は定年がないので、おばあちゃん役も待っている(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに語る。
元号が変わり、新しい令和の時代をどう駆け抜けるかと聞くと、「私はエンターテインメント業界にいるので、例えば日本で作られた映画や舞台を海外の人に見ていただける機会がもっと増えればいいなと思います」と木村さん。日本生まれの「ゴジラ」がハリウッドでリメークされた今作も、まさにそんな作品の一つといえる。木村さんも「そうですよね」と同意し、「いろんな国の方と交流や理解を深められればいいなと思います」と思いを語った。
映画は、前作「GODZILLA ゴジラ」の5年後を舞台に、復活した神話時代のモスラ、ラドン、キングギドラらの怪獣たちとゴジラとの戦いと、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようとする特務機関モナークの活躍を描いている。カイル・チャンドラーさんが演じる科学者マーク・ラッセルの声を俳優の田中圭さん、ミリー・ボビー・ブラウンさん演じるエマの娘・マディソンの声を女優の芦田愛菜さんが担当している。