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今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。6月14日に映画「メン・イン・ブラック(MIB)」シリーズの最新作「メン・イン・ブラック:インターナショナル」(F・ゲイリー・グレイ監督)、俳優の堤真一さん主演の映画「泣くな赤鬼」(兼重淳監督)、女優の前田敦子さん主演の映画「旅のおわり世界のはじまり」(黒沢清監督)が公開された。
「メン・イン・ブラック」は宇宙の秩序と平和を守るため、人類に紛れて地球に生息するエイリアンの行動を監視する極秘組織「メン・イン・ブラック」の活躍をコミカルに描く。最新作は、映画「マイティ・ソー」シリーズで知られるクリス・ヘムズワースさんとテッサ・トンプソンさんがエージェントとしてチームを組み、世界規模で活躍する姿を描く。
舞台がこれまでの米ニューヨークから世界各地へ展開。子供の頃からの憧れだったMIBに採用されたエージェントM(トンプソンさん)は実習生としてロンドン支部へ派遣される。イケメンだがチャラ男風の先輩エージェントH(ヘムズワースさん)とチームを組み、MIB内に潜むスパイを摘発するために捜査を開始する。英国、フランス、モロッコと各地で捜査を進める2人だが、スパイ側に先手を打たれていた。2人は逆にMIBから追われる身となり、追い詰められていく……。
「泣くな赤鬼」は、重松清さんの短編集「せんせい。」(新潮文庫)の一編が原作。熱血指導で「赤鬼先生」と呼ばれていた城南工業高校野球部監督、小渕隆(堤さん)。甲子園行きの夢に破れ、10年の歳月が流れた今、野球への情熱をすっかり失っていた。そんな中、診察を受けた病院で、元教え子のゴルゴこと斎藤智之(柳楽優弥さん)と再会する。ゴルゴは、野球の素質を持ちながらも挫折し、高校を中退していた。後日、小渕はゴルゴの妻(川栄李奈さん)から、ゴルゴが末期がんで余命半年と知らされる……という展開。
「旅のおわり世界のはじまり」は、中央アジア・ウズベキスタンを仕事で訪れた女性が、自分を見詰め直し成長していく姿を描く。黒沢監督が脚本も書いた。バラエティー番組のリポーター、葉子(前田さん)は、幻の怪魚を探すためにウズベキスタンへやって来た。目当ての獲物は姿を見せず、スタッフのイライラは募っていく。そんな中、葉子は街で美しい装飾の施された劇場に出くわし、その中で、夢と現実の交錯する不思議な体験をする……。「日本・ウズベキスタン国交樹立25周年」記念プロジェクトで作られたウズベキスタンとの初合作映画だ。
このほか、サンダンス映画祭のショートフィルム部門でグランプリ受賞歴のある長久允監督の長編デビュー作「ウィーアーリトルゾンビーズ」、人気アニメ「マクロス」シリーズなどの河森正治さんが総監督を務めた、人気スマートフォン用ゲームが原作の劇場版アニメ「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」、人気アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」(うたプリ)シリーズの劇場版アニメ「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」が14日に公開された。