あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
女優の今田美桜さんが、公開中の映画「メン・イン・ブラック(MIB)」シリーズの最新作「メン・イン・ブラック:インターナショナル」(F・ゲイリー・グレイ監督)で日本語吹替版の声優を務めている。今作は人類にまぎれて地球に生息するエイリアンの行動を監視する極秘組織「メン・イン・ブラック」の活躍を描いたSF作品で、今田さんは日本語吹替版でテッサ・トンプソンさん演じる真面目な新人エージェントMの声を担当している。今田さんに美容・健康の秘訣(ひけつ)や10年後の自分像、初挑戦の吹き替えエピソードなどについて聞いた。
◇休日はインドア派 10年後の自分像は…
映画にドラマにと忙しい日々を送る今田さんは、オフの日はどのように過ごし、リラックスをしているのだろうか。そう聞くと「家で寝られるだけ寝ます(笑い)」と即答。インドア派?と聞くとうなずき、「外に出るのは本当にまれにです」と明かす。
そんな今田さんの健康の秘訣は、やはり「寝ること」だという。美容面で気をつけていることは「肌のために、撮影が終わったらすぐにメークを落とすようにしています。現場で、すぐに落とします」と女優ならではの答え。運動はこれまで「ずっとしていなかった」というが、「最近はジムに行きはじめました」と語る。
今田さんといえば、ファッション誌や「マイナビ presents 第27回 東京ガールズコレクション(TGC) 2018 AUTUMN/WINTER」などファッションイベントでも活躍中。そんな今田さんの、今、気になるファッションアイテムを尋ねると「はやりにうとくて、あまり知らないんです(笑い)」と意外な答えが返ってきた。続けて「なにが欲しい、というわけではないんですが、物欲はあります」とちゃめっ気たっぷりに笑い、「今は帽子を探しています」と明かす。
そんな今田さんに、10年後、どのような自分像を描いているのかと聞くと、仕事面では「まったく想像できないです」としつつも、「10年後は32歳なので、結婚していたいですね。そんな思いだけはあります」と笑顔で語った。
◇日本語吹き替え初挑戦の感想は? 海外作品への興味も
今田さんは「メン・イン・ブラック:インターナショナル」で日本語吹き替えに初挑戦した。「邦画も好きですが洋画も好き」という今田さんは、「今回、まさかこんなに続いている人気シリーズで吹き替えに挑戦できるとは思っていませんでした」と最初は驚いたことを明かす。同シリーズはもともと好きだったといい、「今回やらせていただいて、“好き”が増しました」と笑顔を見せる。
ただ、初めは声のみの演技に苦労したという。「普段は、表情がある上でのお芝居だけど、今回は声だけなので……声に感情を乗せることが、すごく難しかったです」と今田さん。ただ、声の出し方、台本の持ち方、声を出すときの姿勢など、徐々に吹き替えの感覚をつかんでいった。最後は、納得いかないパートの録(と)り直しも直訴したといい、「録り直しをしたら、『最初より声が出ている』と言われて。録り直してよかったなと思いました」と充実した表情で話し、「声でお芝居をすること……声に抑揚をつけたり、感情を乗せたり、というところは、少し成長できたんじゃないかなと思います」とほほ笑む。
今作のような海外作品の仕事については、「英語はできないんですけど、以前中国語を少しレッスンさせていただいていたので、その方面でもいつかお仕事ができるようになりたいと思いました」と興味を持っているようだ。「幅広い役を経験したい。今回も今までになかった役でしたし、これからもいろんな役に挑戦したいと思っています」と前向きに語った。
「メン・イン・ブラック」は、宇宙の秩序と平和を守るため、人類にまぎれて地球に生息するエイリアンの行動を監視する極秘組織「メン・イン・ブラック」の活躍をコミカルに描いたSF作品。米俳優のトミー・リー・ジョーンズさんがMIBの敏腕エージェント・“K”、ウィル・スミスさんが“K”にスカウトされてMIBの一員となる“J”を演じた。第1作が1997年、第2作が2002年、第3作が2012年に公開されている。最新作では、舞台がこれまでの米ニューヨークから世界各地へ広がり、地球規模で任務を展開。クリス・ヘムズワースさんが先輩エージェントH、トンプソンさんがエージェントMとしてチームを組む。
<プロフィル>
いまだ・みお 1997年3月5日生まれ、福岡県出身。“福岡で一番可愛い女の子”というキャッチコピーが話題になり、映画やドラマなどで多数の作品に出演するほか、ファッション誌やファッションイベントでも活躍。主な出演作はドラマが「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS系)、「SUITS/スーツ」(フジテレビ系)、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)。映画は「デメキン」(2017年)、「君は月夜に光り輝く」(2019年)など。