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元テレ朝・宇賀なつみ:茶髪で肌真っ黒だった過去告白 入社前の「絶対辞めません!」発言も

 今年3月でテレビ朝日を退社したフリーアナウンサーの宇賀なつみさんが10月3日、母校である立教大学(東京都豊島区)でキャリア講演会「自分が変われば世界は変わる!~生き方・働き方を選べる人になろう~」を行った。宇賀さんはアナウンサーを志したきっかけや、採用面接の裏側、テレビ朝日を退社する際のエピソードなどを赤裸々に語った。

 宇賀さんがアナウンサーを志したきっかけは、無料の日本テレビアナウンサーセミナーの1日体験に「タダならいいな」と申し込んだことだという。宇賀さんはその当時のことを「(当時の自分は)髪の毛が本当に茶色くて、エクステも付けていて、夏に遊びすぎて(肌が)真っ黒。でもとりあえずシャツとパンツで行けばいいやと思ってセミナーに行ってみたら、みんな髪が真っ黒でリクルートスーツを着ていて『これ面接なの?』って。それがスタートです」と振り返り、場違いな格好で参加してしまったことを告白。一方で「その1日体験がすごく楽しくて、お友達もたくさんできて、情報を教えてもらって、アナウンサーって楽しそう、いいかもと思ったんです」とセミナーがきっかけになったことを明かした。

 その後、髪を染めてスーツを買い、日本テレビとTBSの採用試験に挑んだという宇賀さん。日本テレビは「いいところまで行って落ちてしまった」、TBSは「1次面接で落ちました」と明かした。しかしそんな中、「テレビ朝日はなぜかトントンと」選考が進んだと言い、最終面接までこぎつけたという。「最終面接はすごくフランクな雰囲気で。面接の終わりに『最後に何かありますか』って言われて、そこで『もしテレ朝のアナウンサーになれたら、どんなに忙しくても、どんなにご飯が食べられなくても、どんなに眠れなくても、一生懸命頑張ります。絶対辞めません!』って言って受かったんです」と当時の発言を明かし、笑いを誘った。

 また、テレビ朝日を退社する際のエピソードも話した。「去年の秋、羽鳥(慎一)さんの番組で、その代役を1週間やりきって、部長に3月に辞めますって伝えました。(退社後に)事務所のお世話になるっていう選択肢もありましたけど、やっぱり独立するなら、自分で会社を作りたいって思いました」とコメント。また決断に関して「一番影響されたのは大学時代の2人の親友。1人が男性で1人が女性なんですけど、2人とも20代で起業しました。同じ時期に大学を卒業した友人が社長としてやっているというのを見て、私も自分の足で立ちたいなと思って」と明かした。

 一方、テレビ朝日との関係は退社後も良好だという宇賀さん。最終面接での発言を引き合いに出し「『(面接で)辞めないって言ったんですけどね』って自分から周りに言ったんですけど、意外とみんな覚えていなくて」と笑い、「今でもテレ朝とは仲良くさせていただいていて。レギュラー番組があるので週1回は必ず行きますし、用がなくても遊びに行っちゃうくらい好き。テレ朝時代の先輩や上司によく相談もさせていただいています」と話した。

 この日は教室いっぱいに集まった学生ら約400人が聴講したほか、同大学の新座キャンパス(埼玉県新座市)の学生も中継で聴講。宇賀さんは学生からの質問にも答えた。

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